僕らの匙加減。< 2 >

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＜藤side>






玉 ｢全く、記憶喪失になったのかと思ったよ｣


藤 ｢ん〜なんか寝惚けてたのかも｣


横 ｢ご飯出来たよ、運んで｣


宮 ｢はーい｣


横 ｢はい、おちびちゃん達はこっちね｣


ニ ｢フゥー！｣


セ ｢ｷﾞｬﾌ♪｣


ミ ｢ｱｷﾞｬｷﾞｬ♪｣








気付いたら3匹用に小さい机と椅子があり、

渉はそこに一回り以上小さい料理を置いた。

小さなスプーンとフォークで器用に3匹は食べ始めた。








横 ｢可愛い〜♡今日も可愛い〜♡｣


ミ ｢フゥー！｣


ニ ｢ｷﾞｬ！｣


セ ｢ｷﾞｬｷﾞｬ？｣


玉 ｢わったーは3人がミニオンになってから溺愛だね｣


宮 ｢よく3人まとめて抱っこしてるもんね〜｣








渉がミツオンを堪能してる･･･。

俺のミツオン･･･。








藤 ｢ミツ、ここおいで？｣


ミ ｢ふ？フゥー♡｣








膝を叩いて呼ぶと、

トタトタと走ってきて膝に飛び乗ってきた。

そして自分の朝食を食べさせてあげた。








藤 ｢美味しい？｣


ミ ｢フゥー♪｣


藤 ｢そっかそっか、はいベーコンあーん｣


ミ ｢ワァーン♪｣


藤 ｢ふふ、可愛い〜♡｣


ミ ｢フ！フ！｣


藤 ｢え、食べさせてくれるの？｣








食パンをちぎり俺に差し出した。

やばぁぁい、超可愛いぃぃぃぃぃ♡








玉 ｢はぁ･･･この光景も毎朝だね｣


宮 ｢ですな｣


玉 ｢ほら、わったーも食べなって！｣


横 ｢分かってるよ！もうちょっとだけ！｣


ニ ｢ｷﾞｬ！ｷﾞｬ！｣


セ ｢フ！フ！｣


横 ｢え、俺に？良いんだよ〜2人が食べなさい♡｣


玉 ｢あ〜駄目だ･･･｣


宮 ｢ガヤさんが2人いるみたいだね(苦笑)｣








そりゃこんだけ可愛いんだから渉だってあーなるよ。








玉 ｢まぁいっか。今日で最後だし｣


宮 ｢明日からはまた元通りですな｣


藤 ｢え、最後って！？｣


玉 ｢だから！3人を元に戻してもらうんでしょ？｣


宮 ｢あの博士は有名ですからね｣


藤 ｢そっか･･･人に戻るんだね･･･｣


ミ ｢ｷﾞｬﾌｰ･･･｣








甦るミツオンとの思い出･･･。

やらしい事は出来なかったけど、

言葉が通じないから毎日一緒に行動して、抱っこして、

ミツも人だった時より素直で何するのもずっと一緒で、

一生人に戻れなくても一生愛し続けるって･･･



あの夜誓ったよね･･･。



このままで良いなんて事ないけど･･･、

でもなんだか少し寂しいな･･･。

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