僕らの匙加減。< 2 >

けぇき。 ページ6

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『ｶﾞﾁｬ』


千  ｢あ、ケーキだっ｣


二  ｢どしたの？｣


横 ｢お誕生日だった方が居たみたいで、余ったからどうぞって｣


北 ｢何ケーキ？｣


横 ｢色々あるから選びなさい(笑)｣


二 ｢俺ね〜･･･ガトーショコラ｣


千 ｢いちご！俺イチゴの！｣


玉 ｢え、俺もっ｣


千 ｢俺のが先だったもーん♪｣


玉 ｢･･････。｣


横 ｢た、たま、莓こっちにも、あ、あるよ？｣


玉 ｢いらない･･･。｣








あぁ･･･








宮 ｢俺っちチョコ〜♪｣


玉 ｢･･･。｣


宮 ｢玉これは？中に莓いっぱい入ってるじゃん｣


玉 ｢･･････。｣


宮 ｢俺のと半分こしよ？｣


玉 ｢･･･莓だけ寄越せ｣


宮 ｢えぇー(笑)｣








おぉ･･･流石宮っち･･･、宥めた･･･。








横 ｢ミツと太輔は？｣


北 ｢甘くないの｣


横 ｢抹茶のババロアは？｣


北 ｢じゃ、それ｣


藤 ｢俺、レアチーズがいいなぁ〜♪｣


北 ｢それ甘い？｣


藤 ｢ん？食べてみる？｣


北 ｢ちょっとな？ちょっとだけ！｣


藤 ｢ﾊﾟｸｯ･･･ﾁｭｯ･･･｣


北 ｢ﾝｯ･･･ﾝﾝｯ･･･///｣


藤 ｢甘い？｣


北 ｢･･････ﾜｶﾝﾅｲ///｣


藤 ｢じゃあ、もう1回♡｣




『バシッ』




横 ｢すなっ！ミツも誘うなっ！！｣


藤 ｢怒られちゃったね(笑)｣


北 ｢ね〜(笑)｣








ね〜(笑)じゃないわ！全く！！

しかも甘甘だよっ！！激甘だわ！！

さて、残ったのは･･･モンブランか。








横 ｢ん？･･････ミツどした？｣


北 ｢上の栗欲しい〜｣


横 ｢はは、どうぞ(笑)｣


北 ｢ババロアちょっとあげる〜｣


千 ｢あ！ミツずるい！ワッター俺も！俺もあーん！｣


横 ｢はいはい(笑)｣


千 ｢はい、俺のもあげる〜♪｣


玉 ｢･･････。｣


横 ｢玉もいる？｣


玉 ｢･･･あー｣


宮･二･藤 ｢｢｢あーん｣｣｣


横 ｢え、お前らも？なんなのいったい？｣


二 ｢横尾さんが食べてると美味しそうに見える｣


宮･藤 ｢｢うんうん｣｣


横 ｢いや、まだ食べてないし(笑)｣








結局6人に配ったら、

俺の口にモンブランは一口も入らなかった。

でも代わりに6種類のケーキが少しずつ皿に･･･、

贅沢･･･って言う前にグチャグチャ(苦笑)



でもまぁ、いっか。

ぶっ格好な皿の上のケーキが、

まるでみんなの手作りみたいで微笑ましいし(笑)






Fin.

至り尽くせり。→←きゅんぽいんと。

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