僕らの匙加減。< 2 >

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た ｢みっちゃんほっぺまっか｣


み ｢ぅ？｣


た ｢ちょっとてーはなして？｣


み ｢あい･･･ん？あ、あっちゃちゃーい♪｣








太輔に頬っぺたを包まれて嬉しそうなみっちゃん。








た ｢さむいしおーちはやくかえろっ？｣


み｢あいっ♪ままっ！かえうおっ｣


横 ｢へぇへぇ、言われなくても帰りますよ･･･｣








ニコニコと手を繋いで俺を追い抜かしてく2人。

はぁーあっ！･･･太輔の方がママ向いてるわ(苦笑)








た ｢みっちゃん、さむいからくるのやだったでしょ？｣


み ｢やくないおっ｣


た ｢ほんと？｣


み ｢ほんちょっ｣


た ｢じゃあ、あしたもまってるねっ？｣


み ｢あい♪｣


た ｢やくそくっ♪｣


み ｢やっちょく♪｣








いや、ママってかみっちゃんの扱い？

もぉさ、毎日それ言ってやってくんない？

そしたら毎日あんな時間の無駄なくなるのに･･･。








た･み ｢｢ままぁー！！｣｣


横 ｢はいはい･･･｣


千 ｢としー！裕くんち行くよー！｣


と ｢やったぁー♪｣


横 ｢え、来んの！？｣


千 ｢いーじゃんいーじゃん、みんなでぬくぬくしよっ♪｣


横 ｢ちゃんと帰れよ〜？｣


千 ｢夜は鍋とかどお？あ、裕くん抱っこします♡｣


横 ｢･･････買い出しの荷物も持てよ？｣


千 ｢はぁーい♡高嗣に連絡しよー♡｣








あーあ、今日も疲れた･･･。

どっか温泉とか行ってゆっくりして癒されたいなぁ。








た･み ｢｢ままぁー！！｣｣


横 ｢おっとっ｣


た ｢さむくてうごけないのっ？｣


み ｢えーん？｣


た ｢みっちゃん、みっちゃんこっち！｣


み ｢あいっ｣








2人が飛び付いてきたと思ったら、

右手を太輔が、左手をみっちゃんが握った。








た ｢あったかい？｣


み ｢あっちゃちゃい？｣








温かい･･･。

あ〜･･･俺今癒されちゃってるー･･･(笑)








横 ｢よしっ｣


た･み ｢｢？？｣｣


横 ｢お買い物行く人ー？｣


た･み ｢｢はぁーい♪♪｣｣








寒いし、疲れるしで散々な1日だけど、

毎日頑張れるのは、

温泉より効能高いこの子達がいるからだな･･･。

まぁ、疲れるのもこやつらのせいだけどね(笑)








た ｢まま、あったかいねぇー♪｣


み ｢みったんのがあっちゃっかいちー｣








あーあ、母親って損な性分だよ全く(笑)

この子達がいれば幸せなんだから。






Fin.

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