僕らの匙加減。< 2 >

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そしてジャンケンの掛け声がかかった時だった･･･








藤 ｢ｸﾞﾎｯｯ！？(泣)｣








はい、太輔の腹に綺麗にグーパン入りました〜。

なるほど〜そのためのジャンケンでしたか。

崩れ落ちた太輔の手はしっかりチョキになっていた。








北 ｢はい、俺の勝ち｣


横 ｢お願いは？｣


北 ｢太輔が買った新しい服ってやつ、｣


藤 ｢･･･(滝汗)｣


北 ｢チョキチョキして捨ててね？｣


藤 ｢え！？でもあれ高か｣


北 ｢ねっ！？｣








怖いぐらいの満面の笑みで太輔を見下し、

指をチョキチョキとはさみのように動かした。

うん、これは怖い(笑)

1歩間違えたら別の大事なもん切られそうだわ〜(笑)








藤 ｢･･････ﾊｲ(泣)｣


北 ｢いつもはこんなお願い出来ないから良かったあ〜♪｣








なんで？って聞きたいけど、

多分言う前に着せられちゃうからだろうな･･･。








藤 ｢うぅ･･･くそぉ･･･｣


北 ｢〜♪｣








落ち込む太輔に、ご機嫌なミツ。

ミツの圧勝だな。なんて思ったけど･･･








北 ｢ほらいい加減立てって、そんなに痛くねぇだろ？｣


藤 ｢･･･無理立てない｣


北 ｢マジで？そんな入った？｣


藤 ｢入った･･････ミツの重い愛情が、ﾁｭ♡｣


北 ｢な、な、な、おま///｣


藤 ｢奪っちゃったぁ〜♡｣


北 ｢もう1発入れてやるっ！！///｣


藤 ｢ノンノンノン♪今度は俺がイれる番♡ミツの大好きな俺の、｣


北 ｢％＆＊£☆○！！///｣


藤 ｢痛い痛い(笑)なんで怒るのさぁ〜♡｣


北 ｢変態輔！！///｣


藤 ｢ご名答ご褒美あげよっか？｣


北 ｢いるかっ！！////｣








この2人の攻防に勝敗はつけられないな。

どっちが勝ってどっちが負けてるか、

そんなもん分かりやしない。






この2人はいつだって愛しい恋しい『愛恋(あいこ)』。






なんてね。

俺ったら上手いっ！！ｳﾝｳﾝ。






Fin.

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