僕らの匙加減。< 2 >

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藤 ｢そんで、ミツが払うと思うじゃん？｣


横 ｢まぁミツが負けたならね｣


藤 ｢でもそこは俺が払って、キュンとしたミツとラブラブなまま帰宅して、そんで新しく買った衣装を着せてそのまま･･･んふっ♡｣


横 ｢顔ヤバイって･･･｣








破顔する太輔も、

後ろで般若みたいな顔してる人もヤバイって。

君達一応アイドルだからね？

さて、ミツはどうすんだ？

これを聞いてミツが大人しく3戦目をすると思えない。








北 ｢たいすけ･･･｣


藤 ｢あ！ミツ起きた！？あのね俺ジャンケン勝ったよ！｣


北 ｢･･･まじで？｣


藤 ｢まじまじ！ほら見て！！｣








太輔は携帯を取り出すとミツに動画を見せ始めた。

わざわざ証拠のために撮ったのか。

抜かりねぇなぁ･･･(苦笑)








藤 ｢ね？勝ったでしょ？｣


北 ｢じゃあ次で決まりな｣


藤 ｢んふ♡｣








あれ？やるんですか北山さん？

負けたら貴方おニューの衣装が待ってますよ？

なんか勝てる秘訣でも？








北 ｢あ･･･太輔さ〜｣


藤 ｢ん？｣


北 ｢俺のさ･･･お願い･･･聞きたくない･･･？///｣


藤 ｢え･･･｣








お。必殺可愛い子ぶりっ子ですか。

なるほどなるほど。








北 ｢まぁ･･･普段はあんま言わない事なんだけど･･･///｣


藤 ｢普段あんま言わない･･･コト･･･？｣








おーっと悩んでる悩んでる(笑)

ミツの願いもききたいが、

自分の欲求も満たしたい葛藤！！

でもまぁ誰よりもミツに甘い太輔の事だ。

答えは聞かずとも･･･








藤 ｢なに？俺負けるよ？｣








うん、だよね。

ならもぉジャンケンする必要もないよね。








北 ｢じゃあ太輔チョキ出して？｣


藤 ｢チョキ？｣


北 ｢うん、俺グー出すから｣








あ、でもジャンケンするんだ。

ミツは指をパキパキ鳴らしながらジャンケンの準備。

って、出すもん決まってるならいらなくない？

その腕絡ませて穴を覗くとか？

北山さんいったい何をお考えで？(苦笑)

< 3 >→←ジャンケン。

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