僕らの匙加減。< 2 >

ジャンケン。 ページ35

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二 ｢おはよー！ミツいるっ！？｣


横 ｢寝てるよ〜｣


二 ｢えぇー！｣


横 ｢どしたの？｣


二 ｢ジャンケンしたかった･･･｣


横 ｢ジャンケン？｣


二 ｢今日朝負けたの。だからリベンジ！｣








あぁ。朝めざましさんに出てたとか。

ってリベンジって別に言わなきゃ分かんないのに。

あ。それは勝ってもそうか。








二 ｢みつー！ミツ起きてー！｣


北 ｢ﾝﾝｯ･･･なぁんだぉ〜･･･｣








あぁ･･･可哀想に･･･。








二 ｢ジャンケン！ジャンケンしてっ！｣


北 ｢ん"〜･･･｣


二 ｢いくよ！？じゃーんけーん｣








半分寝てるけど、それでもやってあげるミツ。

偉いなぁ〜。俺ならキレちゃうな。








二 ｢やったぁー！勝ったぁー！へへーん♪｣


北 ｢･･･おやすみぃ･･･｣








ニカ勝って良かったね。

って言いたいけど、それ1勝1敗なんじゃ･･･。

とは言わない。ミツ可哀想だし。








藤 ｢おはよ。ねぇミツは？｣








コイツもか･･･。

全く、静かに寝かせてやればいいのに･･･。

また怒らしてもしらないからなぁ〜。

お前とニカじゃ違うんだから。








藤 ｢みつ、みつ、｣


北 ｢ん"〜･･･｣


藤 ｢ねぇねぇ俺勝ったよ｣


北 ｢ん"〜･･･｣








あぁ･･･ゆさゆさと･･･。

いつもなら寝かしといてやるのに珍しい･･･。

さてはなんか賭けてるなありゃ。

でも流石にミツが可哀想だ。








藤 ｢ねぇミツ〜｣


横 ｢太輔･･･｣


藤 ｢ん？｣


横 ｢ミツ寝たばっかだから寝かしてやれって｣


藤 ｢だって、今日家出る前にジャンケンしてさ｣








その時は太輔が負けたらしい。

で、3回勝負を太輔が申し込んだらしく･･･








藤 ｢勝った方は願いを1つ叶えるんだよね｣


横 ｢へぇ〜ちなみに太輔は勝ったら何を願うの？｣








つってもコイツの事だ。

だいたいは想像がつく。

どーせまた、ミツが恥ずかしがるような事だろ。








藤 ｢俺はねぇ〜♪まだミツに言ってないんだけど〜♪｣








太輔がニマニマするその後ろでミツがのそりと起きた。

そして俺に｢シィー｣ってやるもんだから従ってみる。








藤 ｢どっかお洒落なバーでも連れてって貰おうかと♪｣


横 ｢え｣








そんな普通の事？

太輔の後ろのミツも驚いていた。

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