僕らの匙加減。< 2 >

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お姉さん、本当にすみません･･･。

凄く良くして頂いてるのに･･･。

でもお姉さんは急に笑顔になると2人の頭を撫でた。








女 ｢2人共良い子だねぇ〜♡｣


た ｢////｣


み ｢いーこっ！｣


女 ｢これは頑張ってる2人にお姉さんからご褒美♪｣


た ｢ごほーび･･･？｣


み ｢ごぼー？｣


女 ｢うん、偉いねって印だよ♪｣


た ｢？｣


女 ｢お家帰ったらママにご褒美貰ったよって言ってね？｣


た ｢おこられない･･･？｣


女 ｢うん！むしろ偉いねって褒めてくれるよ♪｣








だからどうぞって渡される飴に、

太輔は恐る恐る手を伸ばした。








た ｢あっ、にこちゃん！｣


女 ｢うん♪お姉さんが書いたんだよ｣








どうやら飴の袋に何かを書いてくれたみたいで、

太輔は嬉しそうに飴を見つめた。








女 ｢食べて帰る？開けてあげようか？｣


た ｢んーんっ、ママにみせるっ！｣


女 ｢そっか、みっちゃんは･･･ｸｽ、開けてあげるね(笑)｣


み ｢あけてぇー｣








太輔は飴をポーチに入れて、

みっちゃんは口いっぱいに頬張った。








千 ｢いやぁ〜兄弟で違うもんだね〜｣


横 ｢本当だよ(笑)まぁだから飽きないかな｣








お姉さんから焼き鳥が入った袋を太輔が受け取り、

約30分以上滞在した焼き鳥屋をやっとあとにした。








千 ｢買い物はこれでおしまい？｣


横 ｢うん、ちょっと俺お礼言ってくるわっ｣








俺らの前をよちよちと過ぎたのを確認して、

俺は焼き鳥屋さんにお礼を言いに行った。

ついでにみっちゃんが涎まみれにしたケースを拭きに(笑)








横 ｢本当に有難うございました！！｣


女 ｢いえいえ｣








お姉さんはやっぱり2人を覚えててくれて、

｢可愛い2人に癒されました。｣

なんて、逆にお礼を言われてしまった。



そうなんです、うちの子可愛いですよ、ふふ♪



じゃなくて！！

さぁ、俺も戻らないと！！

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