僕らの匙加減。< 2 >

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み ｢みっひゃんみょいひゅー｣






頬っぺたを潰されながらも喋るみっちゃん。

可愛い･･･じゃなくて！！








横 ｢みっちゃんは駄目！｣


み ｢やっ｣


横 ｢駄目！｣


み ｢たいちゃとからへーき！ねっ？｣


た ｢うん♡｣








ギューとみっちゃんを抱き締める太輔。

太輔は本当に面倒見が良くて弟達が大好き。

裕太はまだ小さすぎてあれなんだろうけど、

みっちゃんは太輔の後をずっと付いて回るから、

太輔には可愛くて可愛くて仕方がないらしい。

可愛がりすぎてたまに心配になるけどね･･･。

そんなこんなみっちゃんと攻防してると･･･








ニ ｢来たよー♪｣


千 ｢ねぇ玄関開いてるとか不用心じゃない？｣


横 ｢ってか呼び鈴ぐらい鳴らせよ｣








俊くんを脇に抱えたニカと千賀が来た。








と ｢パパ！おろして！！｣


ニ ｢ほい｣


と ｢たいちゃんママ、ゆうくんどこ？｣


横 ｢あ、今あっちで寝てるよ？｣


と ｢いってもいーい！？｣








鼻息荒く俺の足に詰め寄る俊くん。

一人っ子のせいか、俊くんは裕太に夢中。

かなり溺愛してて始めは和んで見てた感じも、

なんだか最近は心配･･･。

寝ている裕太の頬っぺたにキスをしてニコニコ。

俊くん･･･裕太は男の子だからね･･･？(苦笑)








千 ｢あれ？みっちゃんも行くの？｣


み ｢あいっ｣


横 ｢だから！みっちゃんは行かないのっ！｣


み ｢ベーっだっ｣








子憎たらしい･･･








千 ｢いいじゃんいいじゃん、何事も経験だし｣


横 ｢でもみっちゃんだよ？｣


千 ｢みっちゃん、たいちゃんの言う事きける？｣


み ｢あいっ｣


千 ｢だって(笑)｣








だって･･･じゃないよ。

みっちゃんなんて可愛いだけで機関銃みたいなんだよ？

確かに太輔の言う事はきくけど、

変なとこ我は強いし、太輔はそれに甘いし･･･。

心配しかない･･･。








ニ ｢ミツ俺と遊ばない？飛行機してあげるよ？｣


み ｢やっ。みったんおちゅかいきゅのっ｣


ニ ｢なんでよ〜俺と遊んでよ〜｣


み ｢じゅーんーばーんっ｣


ニ ｢順番？｣


千 ｢おつかいが先って事じゃない？(笑)｣


ニ ｢ミツ順番守れて偉いなぁ〜｣


み ｢んふ〜♪｣


横 ｢ニカっ！｣


ニ ｢あ、わりぃ(苦笑)｣








ニカに褒められたみっちゃんはもぉ完全に行く気満々。

諦めよって千賀に肩を叩かれ俺は深くタメ息をついた。

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