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side_Tn
em「トントンさんおる？」
ノックは丁寧に三回。
恐らく煩く騒ぐあいつらやないだろう。
Tn「ん、入ってええよ」
ｶﾞﾁｬﾘ
普段俺の部屋に自分から来るやつは
大抵問題を起こした後に来ることが多い。
だけど目の前の紅茶の香りをほのかに纏う彼は
そんなやつじゃないはず。
Tn「エミさんからくるなんて珍しいやん
なんかあったんか？」
em「ん？、
俺はゾムさんに呼ばれて来たんやけど、」
Tn「どういうことや、」
別にエミさんのこと呼んでないんやけどな、、
＿＿ｻﾞｻﾞｻﾞｯ
“あートントン聞こえてる？
俺やで、ゾム。
エミさんが今そっちむかってると思うんやけど
ソワのことで悩んでるみたいだから
話聞いてやってほしい。
ソワのことは俺が見とくから
心配しなくて平気。
よろしくな”
急に右耳のインカムから個人伝達で聴こえてきた
ゾムからのメッセージ。
なるほどな。
ゾムなりにエミさんのこと心配してるんやな。
Tn「まぁ、ええわ。
エミさんも今時間あるんやろ？
俺も丁度休憩しようと思ってたとこやし
もし良ければ紅茶淹れてくれへんか？」
em「あ、はい。私でよければ。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：Hallmaki | 作成日時：2020年9月15日 23時
