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side_you
朝食をとったあとはトントンさんに呼ばれて
部屋に来ていた。
Tn「＿ソワちゃんをここで保護することは
できるんやけどな。
さすがにタダで飯食わして保護しますーって
いうわけにもいかんねん。
やから仕事を覚えてほしいんやけど、
その前に読み書きとか
教養をつけてもらわなってことになってな。
エーミールってやつが
色々教えてくれることになったから
よろしゅうな？」
「あの、それは嬉しいんですけど私、
読み書きできますし
すぐ教えてもらえればお仕事できます。」
Tn「それは分かっとるで。
今のソワちゃんなら
きっと書類仕事ならできるんは分かる。」
「ならなんで、、」
そう尋ねると苦い顔をしたトントンさん。
Tn「その、あんな。
ソワちゃん、＿いやソワ。」
「え…」
突然トントンさんに呼び捨てにされて
少し驚いた。
Tn「覚えとらん、？
俺のこと。
必ず守るって誓ったのに
助けるの遅くなってごめんな。」
「え、、、もしかして、」
私の古い記憶にある彼だ。
光るポーションを渡してくれた。
地獄絵図になっていたお屋敷から馬車をだして
自分を犠牲に私だけ逃がしてくれた彼。
確か3歳くらいのとき。
Tn「久しぶり、やな？
トントン、これが俺の本名や。
ちゃんとポーション飲んでくれたみたいで
安心したで。」
不安げに正義の深紅がゆらりと揺れた。
＿＿＿＿
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作者名：Hallmaki | 作成日時：2020年9月15日 23時
