産屋敷耀哉 ページ10
鎹鴉｢伝令！伝令！炭治郎と禰豆子を拘束し、本部へ連れ帰るべし！連れ帰ろー！！！｣
胡蝶｢...連れ帰る？｣
善逸｢Aいい加減にしろ！お前音が変だぞ！？身体中から血が出てる！｣
冨岡｢俺でも抑えきれないほどの力...落ち着け、A。｣
｢義勇兄の頼みでも嫌だ！！！炭治郎たちを逃がす！！！｣
鎹鴉｢七味Aも拘束し、お館様のところへ連れていけ！｣
冨岡｢...すまない...A｣
悪夢だ。浅草で起きたあの日の出来事から、私は起きる前に悪夢を見る。
親切そうなあの人が何時も私の首を絞めてくる。これまで会ってきた鬼たちも、今までの苦しみを私に与えてきた。起きたくても起きれない
目覚めるのは、その地獄の痛みから解放された時だ
｢...！｣
？｢気が付いたかい？水柱の義勇、癸である善逸君が君を此処に連れてきた。｣
｢...誰...ですか｣
耀哉｢産屋敷耀哉。鬼殺隊の最高管理者、お館様って呼ばれている。｣
気づけば、私はその声に跪いていた。初対面であるのに、彼に跪いていた。
耀哉｢君の友人は蝶屋敷だ。君は暫く此処にいなさい｣
｢禰豆子は！？｣
耀哉｢安心して。鬼の子も死んでいないよ｣
その言葉を聞き安心したが、何故私だけが此処にいるのかがまだ理解できていなかった。周りを見渡すと変な人たちがい
｢不審者！？誰ですかあの傷だらけの不審者！！！｣
実弥｢んだと！？｣
冨岡｢餅つ...間違えた。落ち着け｣
改めて見渡すと、不審者...ではなく、一癖二癖ある隊士たちがいた。雰囲気でわかる。彼らは柱
そして自分の今の立場も理解した
｢これ死にますか！？やっぱり死んじゃいますか！？｣
胡蝶｢死にませんよ。多分｣
｢ちょっと怒りが感じるけど気のせいですよね...？｣
耀哉｢君には大事な話があってね。無惨に狙われていると聞いたのだけれど...｣
｢...花の知識、無惨はそれを求めて私を狙っています。｣
蜜璃｢まあ...お館様、どうされるのですか？｣
耀哉｢そうだね...それは日にちを置いて考えよう。一先ず君は完治するまで此処で寝る、完治したら他の事も話してほしい。女の子は無理しちゃいけないよ｣
｢...ありがとうございます、お館様。｣
殺処分的なのじゃなくてよかった。暫くはお館様の隣にいたい
柱たちが怖い。かなり怖い。なんなら今すぐ死にたいぐらい怖い
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作者名：琲世 | 作成日時：2019年7月18日 11時
