黒歴史を晒されそうになったら口止め ページ32
「炊き込みご飯とふぐ刺しです。差し入れに来ました」
行冥「...」
天元「なるほど。昨日の夜アレがあったな?寝不足だろ」
「アレって何ですか。あんな獣と誰が(ピーーー)なんてするものですか。」
天元「そうかそうか。じゃあアレをアレして見せつけたんだな?」
「違いますって。朝になるまで鬼と戦ってました」
...アレ以上にキツいやつだった。
行冥「困ったことがあるなら宇髄に相談するといい...妻を三人持つ彼なら、何かよい助言を与えてくれるかもしれない」
行冥に全部押し付けられた...が、あながち間違ってないだろう。二人の夫(そのうち一人は強制結婚)を持つ十六歳が、何にも困ってないなんてありえないのだから
「あー、鬼以外の問題ならありませんよ。二人なら今日川に投げ捨ててきたので」
「「(それ違反に近いんじゃ...?)」」
「朝から煩いし、荼津は隙あらば身体を触ろうとするし、更に...」
長時間朝の出来事を愚痴られ、俺たちは納得した。絶対に完全に彼奴らが悪い
荼津「ぶぇっくし!!!」
善逸「寒い...寒さが十割...」
蜜璃「よし!これで完璧!女の子はいつでも綺麗でいないとダメなんだから!」
「ありがとうございます...帰ったら荼津の腹に一発いいですか?」
天元「綺麗にやってこい。誰も文句は云わない」
「よっしゃ」
____ようやく寒さから解放された二人が、腹に一発決め込まれた直後に蹴り飛ばされたのは別の話だ。俺は何も聞いてない
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作者名:琲世 | 作成日時:2019年7月18日 11時