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ドレス ページ1
「A。好きなドレスを選べ。」
婚約者である悠さんは、私にドレスを選べと言ってくる。私は彼の事が好きな訳じゃないし、彼と結婚だってしたくない。
時を遡ると30分前。結婚が近づいていることに不満を感じ、顔を歪めた。
だが悠さんは顔を歪めたことは、悠さんが選んだドレスが気にくわなかったから、そう思ってしまったらしい。
『これでいいです』
適当に選んだ水色のドレス。
「そうか。俺も選んでくるから外で待っていなさい」
言われるがままに外で待つ。
しかし、涙が出るほどに結婚は嫌だ。
鞄に入っていたメモ帳とペンを取り出しメモ帳に手紙を書く。
拝啓、貴方へ
どうか私を助けてください
ここから連れ出してください
お願いします
書き終えた紙を見つめながら左手でペンをしまう。
その時夜風が私の髪と紙を揺らす。
その時、風で紙が飛んでいってしまった。
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作者名:めあ | 作成日時:2017年5月4日 12時