女装男子ですけど。2 (ページ25)

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兄さんたちの話。ページ25

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「とりあえず……顔洗ってきて。」

ぱっちり目が覚めたのであろうふっかとラウも
洗面所に放り込んでフレンチトーストを焼き出す。

「たろもジェシもありがとね。」

ジ「まじ大変だった」

2人には後でなにか甘いものでも出してやろうと心に決めた。
フレンチトーストを机に並べてる間に
目をしょぼしょぼさせながら翔太と樹がやってくる。

そして……

ラ「ごはん～！！」

深「翔太～？？奏がご飯作ってくれたからいい加減起きな？？」

樹「……飯……」

だーめだこりゃ。
4人ともめいめいな反応。とりあえず起きてもらわない事には始まらないんだが…

樹「…奏？……ん、はよ。」

「おはよ、樹。」
ぽやぽやしてるけどまだ。
いつものオフと比べればだいぶ早く起こされたから心配してたけど、せめてご飯は食べてくれ。

お寝坊組にかかりきりになる訳にも行かないから食べていいよ、とふっかとラウールに告げれば美味しそうに食べてくれて何より。

先に食べ終わった組には食後の温かいお茶。

向「極楽や～……」
岩「おじいちゃんの気分。」
目「オフ満喫……」
佐「にゃはは！！楽しいな～！！」
中庭に続くデッキでまったり日向ぼっこなさってる。

阿「奏～俺、そろそろ出るね。」
「ありゃ、もうそんな時間か、気をつけてね。はいこれ、お弁当。」
阿「うえええいいの！！！！！」
「チキン南蛮だけど、お口に合えばぜひ食べてくれ。」
阿「あうよ！！！！」

しっぽが見えそうなくらい喜んでくれたりょへくん。良かった良かった。

高「…お昼は」
京「チキン南蛮か。」
バレるのはやすぎ問題な。

樹「阿部ちゃん行ってらっしゃい…」
樹も覚醒してきたっぽいし、良かった良かった。

折角なので皆でりょへくんをお見送り。

阿「なんだこれ笑」

「「行ってらっしゃい～！！」」

ラ「奏くんのご飯めちゃくちゃ美味しかった！！！」

「良かった良かった、いつでも食べにおいで笑」

2人も無事食べ終わり。

宮「しょーた、起きてる？」
渡「ん……」

けど未だにお眠のお兄さんが1名。
もうちょっと待ちますか笑
「兄さんたち皆夕方から撮影でしょ？」

向「YouTubeのな～」
佐「お昼頃にはお暇する～！！」

「あいよ。」

慎太郎はうちのかわい子ちゃん連れて散歩に行ってくれたらしいし、感謝感謝。

「北斗、後任せていい？」
松「…？いいけど…ああ、なるほど。行ってらっしゃい。」

キッチンを北斗に任せて部屋に。
何するかって？

変身だよ。