女装男子ですけど。2 (ページ24)

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兄さんたちの話。ページ24

後で起きてくるであろう3人の為に仕込んでおいたフレンチトースト。見栄えのために耳を切り落とすのだけど、俺はこれも卵につけた後カリカリになるまで焼く。

そんでもって、照くんにおすそ分け。
あと、

「はい、舘様も。」
朝お世話になったからね。逆にこんなのしか出せないけど。

宮「俺もいいの？ありがと、奏の美味しいもんね。」
岩「ちょうどいいあまさ」

慎「おれも！！ほしい！！」

「たろちゃんは後で樹の貰ってね、どーせ食べきれねぇだろうし。」

そう言いながら後片付け開始。

慎「奏が塩……」

後ろでなにか呟いてた慎太郎は高地に慰められてた。なんぞ？

阿「奏～！食器ここでいい？」
「ありがと、ごめん片付けまで。」
阿「いやほんっと…快適で…感謝はこっち……」
「お気に召したら何よりだけど笑」

2人並んでお皿を片す。

松「奏～」
「机拭いといて」

お客さんをこれ以上働かす訳には行かない。
SixTONES全員出動と言いたいところなのだが
未だぽやぽやしてたべおわってない大我以外に動いてもらうことにする。

高「俺は？」
「炊飯器回収しといて、」
慎「おれらは！？」

ジェスと組むのは決定なんかい笑

「樹達の様子見てきて、起きそうなら起こしていいけど、眠そうならそっとしといてあげて。」

ジ・慎「了解～！！」

すたこら駆けて行った末っ子2人を見送ると
入れ替わりで舘様。

宮「ご馳走様でした。」
「お粗末様でした。」
佐「奏ー！！俺だけお吸い物なの嬉しい！ありがと！！！」
「はい、綺麗に食べてもらってこちらこそありがとう。」

片付けが捗る～！！

「……こんなもんか。」
兄さん方にはお昼も振る舞うし。阿部ちゃん以外。ある程度で切り上げないと。終わらないし
とか思ってたら

宮「昼、俺が作るよ。」
向「俺も手伝う！」

心を読まれたのか？と言わんばかりのだてこじが現れてちょっとびっくりしたけど。

「いや今から仕事の人にそんなことさせられないから。」

一刀両断だ。
すごすごと引っ込む2人。
てか、そろそろ阿部ちゃんが出る時間だなと時計を見れば、開くリビングの扉。

樹「……」
ジ「ねぇ樹！？じゅり！！おきて！ねないでぇ！！」

深「翔太重い」
ラ「翔太くん～…」
渡「…」

慎「起きてくれたことには起きてくれたんだよ……」

そこには、樹に肩を貸しつつも潰されかけているジェシーと、ふっかとラウールに支えられて何とか立っている翔太と、扉を開けてあげたであろう慎太郎が立っていた。