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貴 いやたしかに森林だけどさ。うん。これ樹海だよね…普通に任務じゃねぇかああああ!
夜蛾とあと4人は富士山の麓、樹海の入り口に立っていた。樹海とゆえばもちろん呪いの宝庫
五 だから言ったんだよ。まさか高専が俺らに楽しいバーベキューでも提供してくれるとでも思ってたのかよ
貴 い、い、いや?んな訳ないし?楽しみに色々持ってきたとかそんな事あるわけないし?
夏 Aその大きな荷物はなにがはいってるの?
貴 傑!やめろ開けるな!
傑があけるとそこには花火やらスイカやらUNOやらが入っていた。正真正銘のこいつは馬鹿。俺はまだコイツの呪術を見たことはないが本当に永水ってただの馬鹿なんじゃねえのか
貴 テメ 馬鹿馬鹿煩え。心の声ダダ漏れなんだよ
硝 でもこれは仕方ないわ。少し呆れた
貴 硝子まで!!もう傑と口利きかないからな
頬を膨らませながら涙目で傑を睨むその姿はあざとい。顔だけはマシな女だ悪かねぇ
夏 ごめんごめん。Aはからかいがいがあるんだよ。
何故だかその時一瞬傑がコイツの頭を撫でていることにモヤっとした。この馬鹿になんか悪いもんでもうつされたのかもしれねぇ
夜 はしゃぐのはそこまでだ。今日はお前達にこの樹海の何処かにある特級呪物、両面宿儺の指を探して来てもらう
硝 何処かって…こんなでかいのに
夜 硝子のゆう通り樹海は広すぎる。よって日暮れまでに見つけられなかった場合失格とする。その場合は速やかに帰ってこい
両面宿儺
本来の宿儺は4本の腕と2つの顔を持つ異形の姿をした人間で、千年以上前の呪術全盛期に実在した最凶最悪の呪術師であり、当代の呪術師たちが総力を挙げて挑んだが、ついに勝てなかったという呪いの王
この広い樹海の中でもその呪力は相当なはず見つけられないことはねぇか
貴 宿儺…。よっしゃいっちょ実力発揮して、夜蛾に目に物見せてやる
夜 おいAなにかいったか?
貴 イッテナイデス。ガンバリマス。
どうやらコイツもやる気らしい。そうとなれば余計に負けらんねぇ
夜 それじゃよーいスタート
掛け声の後俺達は一斉に森の中に入っていった
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作成日時:2021年1月15日 23時