三十side 貴方 ページ39
貴 悠二っっ!
遺体保管所に駆け入ると先生と伊地知さん。そして冷たくなった悠二がいた
貴 っごめんなさい!!私のせいで!
悠二の体に泣きつく私を五条先生は優しく抱きしめてくれた
五 君のせいじゃないよ。無事でよかった。
貴 先生!私!
大丈夫。そう言って私を座らせると五条先生は話し始める
五 僕の居ぬ間に上の奴らが特級を使って体よく悠二を始末した。他の2人が死んでも僕に嫌がらせができAもついでに死んだら万々歳ってとこだっただろうね。
伊 っ!そんな事!
五 アイツが来たんだろ。また守れたのは僕の方か
伊 …
五 “守りたいもんがあったら目を離すな”か。アイツは全部わかってたってわけか。ハァ 犯人探しも面倒だ。いっその事全員殺してしまおうか
怖い。先生のそんな顔見た事はない。
硝 珍しく感情的だな。
伊 お疲れ様です!家入さん!
硝 随分お気に入りだったようだな。そこのAと同じくらい
五 僕はいつだってナイスガイさ
貴 あの貴方は…
いきなり入ってきた女の人は私の顔をみて懐かしそうな顔をする
五 ああ、君の元同級生だよ
硝 と言ってもわからないだろ。それより笑えるなコイツがこんなに大人しいとわ。まるで別人だ
貴 …あの、私とその人は別人です。その人が言ってました十年前まで生きた私は私ではない。受肉した自分だと、だから彼女の記憶は取り戻すはずがないと
五 じゃあAとかわれるのか!?
先生は私の肩を掴みながらとても嬉しそうにそう言った。やっぱりみんなが求めるAはあの人なのかとその時胸がちくりといたんだ
貴 …すいません。私からは…
硝 気持ちはわかるがそう詰め寄るな。先にこっちだろ。好きにしていいんだよな
五 しっかり役立てろよ
硝 誰に言ってんの
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作成日時:2021年1月15日 23時