二十七 side 貴方 ページ28
貴 こ、これは…
悠二に呼ばれ食堂に着くとすぐにクラッカーの音がなり周りを見ると(ようこそ高専へ)との文字が
虎 いやあ歓迎会してなかったなって思って！あれ、退院祝いだっけ？
釘 どっちでもいいわよ
伏 五条先生が企画したんだ
貴 五条先生が！？
五 いやあ来るなっていわれちゃったけどね？
貴 あっ！先生…すいません
本当この人はどこまでも不思議な人だ
虎 まあまあ！じゃあ始める?
五 あ！まったまった。Aに会いたいって人がいるんだよ。きたきた
夜 Aー！！久しぶりだな
貴 だ、誰ですかこのガッデム感ただようおじさんは
五 学長だよ。そして元担任
貴 お、お久しぶりです？
夜 記憶が無くなったってのは本当らしいな。憎たらしさが一切感じられん
虎 憎たらしさってAはどんな子だったんですか
夜 コイツは敬語はしらない。生意気。なにかと人を下にみる。自意識過剰。おまけになにかと悟と直ぐに喧嘩する正真正銘の問題児だった。校舎を半壊した時は一日中正座させたな。
伏 今とは大分ちがいますね
貴 初めて記憶が無くなってよかったと思いました
釘 私もいまのAでよかったわ
五 そんなアイツもよかったけどね。ってことでじゃあ改めていく？
五虎伏釘夜 ようこそ！高専へ！
貴 フッ ありがとう
それからみんなでワイワイと昔の私の話を聞いては爆笑した。いや、横腹が疼くと思ったら学長に殴られまくってたとわ…。本当一体私ってどんだけやばいやつだったの。昔の私のことを話す五条先生はいつもと私に話しかける時とは少し違って暴言を吐きながらも楽しそうに愛おしそうに話していた。きっと全部先生にとって大切な思い出なんだ
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作成日時：2021年1月15日 23時
