約束と思い出と呪い

二十　side 貴方 ページ20

貴 何だよコイツ！私の呪術が全く効かない！

呪 キイ?キキ

呪霊の攻撃を感一発免れたのはいいが呪力を消耗しすぎた私はもはや悟を守れそうにもない

貴 クソっ！

その時以前に聞いた声が部屋中に響き渡った

宿 それ以外呪力を無駄にするな

貴五 ？！

五 指が話した？

宿 小僧、俺をだせ

悟がポッケからソレを出したとき、宿儺の指がまた話しかけているのだと確信した

貴 テメェまででてくんのか宿儺

宿 お前の力ではソレを倒せない。ソイツはここに保管されていた千年前のお前の母だ。

五 なにわけわかんねえことゆってんだよコイツ

貴 …まて悟！不思議な夢を見た事がある。宿儺の言ってる事はデタラメじゃないのかも

宿 今からゆう通りにしろ、俺を吸収しろ。

貴 したらコイツに勝てんのかよ

宿 分からん。だが、可能性はある

五 呪霊のゆうことなんて信じるな！乗っ取られてしまいだ！

宿 小僧はだまってろ！！いいか、A。お前は千年前俺たちの間に生まれた子だ。俺を吸収すればお前には以前より呪力が宿る。俺はお前の一部となって消える。その力をどう使うか考えろ

どうする？どうするんだよ！私が宿儺の子供？宿儺が正しいなんて保証はない。吸収したとたん体を乗っとられコイツは悟を殺すかもしれない。けど…やるしかない。ソレしかもう道はない

貴 悟、指をこっちに投げて

五 はあ！？いかれちまったのかよ！

貴 …頼む！必ず戻ってくる。

五 …チッ

悟が投げたゆびをそのまま飲み込むと
いままでにない激痛が体を襲った

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