十三 ページ13
女 え、見てあの人ちょーかっこよくない？モデルとかかな
女2 馬鹿あんた横見なさいよ。きっと彼女だわあんな美人相手に勝てるわけないでしょ
ヒソヒソと2人とすれ違う人々が会話する中
貴 喜べ。美人が隣に歩いててやるから注目の的だぞ
五 反対だろ、俺がお前の隣歩いてやってるからだよ
貴 そのグラサン度でも入ってんのか？それならあってないから変えたほうがいい
そんな事を話しながら目的地のカフェについた2人は向かい合わせになって座った
貴 で、とらないのそれ？
五 テメえ、まだゆうか？
コイツが言ってんのはグラサンの事だろう。たく、馬鹿かコイツ俺がしてんのは単純な理由じゃねえんだよ
貴 そ、勿体ないね。綺麗な目なのに
五 は？
時々コイツには驚かされる。意味はないんだろうがこうやって男おとしてきたのかと納得する
五 お前ここクリームついてる
貴 どこ？？
汚えな。飯もまともに食えないのかよとクリームをとってやろうとすると何故かコイツの唇に触れたくなってしまいそっとゆびをおいた
貴 どうゆう嫌がらせだごら
コイツの声にハッとして話すとなにもなかったかのように食べ続ける
おい、おい何してんだ俺は。何で1人焦ってんだよ
貴 そういやさ悟はなんで高専きたの？
なんで…って強い奴がいるから。あと…
五 いると思ったんだよアイツが
貴 アイツ？
五 笑ったら殺すからな、昔同じくらいの年の奴と初めて友達になった。けどそいつはある日急にどっかいっちまった
貴 へー。どんなこ？
五 あんま覚えてねえけど俺たちと同じ髪と目。まあお前には似ても似つかねーけど
貴 いや別ににつきたくねぇから。まああれ？初恋てやつ？
五 まーな。てか笑うんなら早く笑え
貴 笑わないってば。てか殺すっつたのお前な
五 お前は何で入ったんだよ。入学式んときのスカしようじゃ本意ではなさそうだったし上層部がうるせえとか？
貴 まーソレもあるけど。悟と同じ理由だよ
五 ふっ じゃあ俺たちはソイツじゃなくてクソ野郎と出会ったってことか
貴 たく、なんでこうなるかね。
ジト目で見てくるコイツは俺が言ってる奴にはやはり似ていない。
貴 よし！ご馳走様！！悟会計よろしく
五 あ？お前が出すだろ普通
貴 誰も出すとは言ってねえから。てことで坊ちゃんゴチになります
走って逃げやがったあのクソ女！絶対帰ったら殺す
何て性格してんだよ。でもまあなんだかんだで飽きねえ奴だけど
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作成日時：2021年1月15日 23時
