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と、いうわけで…。
「さあ！泳ぐわよーっ!!」
叫んだ花子さんが泉に飛び込んだ。
飛んだ水しぶきが日の光でキラキラ光る。
そう。あれから施設を離れ、小一時間ほど歩いた私たちは、ようやく滝のありかにつき、
水着に着替えて泳ぎ始めたのだ。
ちなみに、どこで着替えたのかというと、
大ガマさんのコネで、うんがい鏡という妖怪さんを呼び出し、
ここから、さくら第一小学校のプールの更衣室まで送ってもらったのだ。
そんな便利な妖怪さんが知り合いにいるなら、わざわざ山の中を歩く必要もなかったのでは？
と大ガマさんに尋ねると、
「何言ってんだよ！せっかく山に来て、自然と触れ合わないなんてもったいねえだろ!?」
ということらしい。
「Aちゃーん！何してんの！」
「Aちゃんもはやくおいでよ！」
私を呼ぶ彼女たちの声で我に返る。
「ごめーん！今行くー！」
飛び込むのはなんとなく怖かったため、水に足をつけてから少しずつ入った。
冷たい…でも気持ちいいなあ。
この感覚いつぶりだろう…。
「いいなあ女たちは…。土蜘蛛ォ…俺たちも泳ごうぜ？」
「何を言うか。我輩は泳ぎたくなどない。第一この服装でどうやって泳ぐというのだ」
「ノリが悪いなあ。だから土蜘蛛はいつまでたってもジジイなんだよ」
「お主にジジイ呼ばわりされる筋合いなどない！」
「いいわねみんな楽しそうで♡私もちょっと泳いでこようかしら？」
「やめとけ女郎蜘蛛」
木陰からそんな会話が聞こえてきたような。
私は泳ぐのは苦手だったけど、にんぎょちゃんたちが引っ張ってくれたおかげで、存分に水遊びを楽しむことができた。
珍しく老いらんさんも、露出は少なめではあるけれども水着を着て、ちゃぷちゃぷと冷たい水を満喫していた。
にんぎょちゃんはスイスイ泳いでいる。
さすがです。
ふぶき姫ちゃんと椿姫ちゃんが水のかけ合いっこをしている姿は微笑ましい。
花子さんは、いつの間に持ち出したのか、ボード型の浮き輪を浮かべ、その上でサングラスをかけて寝転がっている。
海じゃないんだから…というツッコミは心の中で。
しばらくして、満足した私たちは水から上がり、またうんがい鏡さんの力で着替えにいこうとした。
みんな次々とストレッチを終えてうんがい鏡さんの鏡の中へ向かう。
しかし私は、動くことが出来なかった。
さっき水から上がるときに、足をつってしまったのだ。
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明石美音子 - 海葉さん» 吹きました!?楽しんでもらえて何よりです！嬉しいです！(笑)華ちゃんと宗像ちゃん、今後のふたりの関係に注目ですね！宗像ちゃん相変わらずですね〜。 (2017年10月7日 17時) (
レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - ちょww理科の先生面白すぎです！吹きました（笑）華ちゃんもクラスに慣れてくれると良いですねぇ〜。宗像ちゃんも流石ですよ！ (2017年10月7日 16時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - 海葉さん» ありがとうございます！はい！頑張ります！今後のお話もお楽しみに！ (2017年10月4日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
海葉(プロフ) - アンケート締め切りおめでとうございます！次のエンマ大王様のお話もすごく楽しみです♪あ、でも桜色シリーズも楽しみにしてますよ！これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2017年10月4日 17時) (レス) id: c9a6b087d8 (このIDを非表示/違反報告)
明石美音子 - リミッターさん» 生で見たいですか!?(笑)宗像ちゃんならどんな妖怪さんといても癒されますよ。そんな女の子を目指して書いてる子ですから(笑)お気に召したようで何よりです！(笑) (2017年9月29日 20時) (レス) id: e8c22bb6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明石美音子 | 作成日時：2017年7月16日 21時
