医神と行く地獄巡り【呪術廻戦】 (ページ9)

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突然投げられた課題に取り組み、現状感知出来たのは二体。気持ちの悪い違和感だった。
胃の中に無理やり泥をいれてごちゃ混ぜにしたような気分だった。

帰ってきた2人に事実と仮定の擦り合わせを行う。
虎杖くんと野薔薇ちゃんが戦った呪霊は以下の通り。
一体目は4本足に両手鎌の姿をしており、4本足を使って自由に壁をもつたい、確実に背後を狙ってくる。

二体目は複数体置かれたマネキンの中に紛れきんだ呪霊。不意打ちを狙っての攻撃手段をかけてくる可能性あり。

三体目は知恵を付けた呪霊。知恵を得て天秤へかけてくる。己か、相手か。人の感情を利用しての狡猾さだ。

さらには人質が居て、小さな男の子をかけての戦闘だったらしく。
虎杖くんが背後から奇襲をかけて野薔薇ちゃんの呪法の一つ、共鳴りで迎撃した。

と、すればーーー

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巻き込まれた男の子を送り届けた五条先生と伏黒くんが戻ってきたと同時に、ノートに乱雑に纏めた探知内容を提出する。

「んー！ごーかっく！まだまだ成長有りだけど、感知はできたね！」

お疲れ様サマンサー！と何処かの陽気な人達みたいなノリで答えながら肩にかけていたサイドバックへそのノートは仕舞われていく。

「それじゃあ次はどんな奴が出てきそうか、どんな攻撃手段を行うかを感知して出せるようにね！」

「えっ！仁和そんなこと出来んの！！？」

「へぇー。やるじゃないA。」

「出来ないよ！！！？」

苦虫潰した顔で追い討ちかけてくる二人に叫べば五条先生はげらげらと笑っていた。ひどい、悪魔だ。この先生は悪魔だ…！！

「まあ、五条先生はそういう人だ」

「そういう人で収めないで欲しかった…ｯｯ」

ぽんぽん、と肩に手を置いて慰めてくれる伏黒くんも何処か遠い顔をしていたので、きっとこれが通常運転なんだと諦めることにした。

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