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「ッッッハァーーーーーーー！！！！？？？」
「わぁ……」
「地方民を弄びやがって！！！！！！」
見るからに廃ビル。テナントの名前が入っていただろう看板には長い年月を感じた。
さらには近くに霊園があるそうで、見事なダブルパンチで呪いのハッピーセット。全くもってハッピーじゃないけども。
「野薔薇と悠仁の2人で建物内の呪いを払ってくれ」
そう白髪の先生は続けて条件や内容を2人に伝えて、実地試験が開始された。
「頑張ってね野薔薇ちゃん」
「おうともよ。私の活躍を見とけ」
「俺は？俺は？ねえ俺は？」
「えっと、虎杖くんも頑張れ」
「！、俺すっげー頑張る！！」
建物内へ入る2人にエールを送れば片手をあげて入っていった。
「そーれーかーらー」
「…？」
ふと白髪の先生が振り返る。
緩やかに口角をあげて「Aにも勿論あるよ♡」と宣告した。
「えっ」
「まあまず。僕は五条悟ね。知っての通り1年担当の先生だよ〜。」
「えっと、はい。宜しくお願いします」
「うん、宜しくね。んでね、Aにやって欲しいことはね〜…探知だよ」
「…探知？」
廃ビルの中にいる呪霊の探知。何体いるか、どんな奴か。
残穢があるはずだからそれらも確認して仮説をたてること。
何せ貴重な反転術式が使える呪術師だ。
出来ることを増やして且つ、サポート出来るようにね！
なんて、軽く言うけども。
「探知なんてやったこともないですよ…」
「できるできる。Aなら」
「何処でそんな根拠を…！」
にんまりと口角をさらにあげて五条先生は笑った。
「だって僕最強だからね。なんでも出来ちゃうし」
いやその理論は可笑しい。と隣で静かに聞いていた伏黒くんと私の思考はアイコンタクトを取ることもなく合致していた。
ーーーー
「それと、立てた仮説と事実を擦り合わせて書類出してね」
「ﾌｧｯ！！？」
そんなの聞いてないよ五条先生。
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作者名：目 | 作成日時：2020年11月28日 1時
