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目を開ければ、そこは薄暗かった。

身体で感じるのは、いつもと違う感触。



頭も目も、何だか重い。




それが私に、全ては現実に起こった事で、真実なんだと伝えられているような気がした。





” あなたの母は、私の姉よ "


憧れであった奈央さんが母親じゃなくてよかったと思っている自分と、母親にやっと会えると思っていたけれど、会えないんだとがっかりした自分いた。





”ちゃんと、愛されてた。大事に、大事に育てられていた "


写真で見たパパとママは、凄く優しそうだった。
でもって、パパはかっこいいし、ママは美人だし。

写真を見れば、自分がちゃんと愛されてたんだって思えた。




でも……、







「何で……。」






呟いた言葉は、天井に吸い込まれたかのように消えた。



パパが仕事でドイツに転勤になり、結婚して一緒に来てもらいたいとママにプロポーズ。

ママは喜んで受けたって。


でも、ママのパパ、私のおじいちゃんが猛反対で、ママはおじいちゃんを振り切って、かけおちのようにしてパパとドイツに渡った。

籍も勝手に入れて、しばらくして私ができたって。




その話を懐かしんでするママは、本当に幸せそうだったらしい。








『お。起きてる。』

「…ここ、どこ?」

『俺の寝室。気分は?頭痛とか、ある?』

「ちょっと頭が重い気がする。」

『過呼吸なったからな。』







カラスがベットサイドのランプをつけて、思わず眩しくて目を瞑った。


ゆっくり目を開ければ、少し心配そうに、優しい目で私を見るカラスがいて、また泣きそうになった。






『何か…、話したい事、ある?』

「……」

『ん?』

「……良いベットで寝てるんだね。」

『それ、高かったからね。』







的外れな答えを言った私に、ニヤリと笑って答えるカラス。


『たまには貸してやってもいいけど?』とつけたしたカラス。




カラスには、マコちゃんと違う優しさがある。







『起きれる?パーティー、そろそろ始めようかって。』

「行く。起こして。」

『自分で起きろ、バカ。』







といいつつ、私の両手を引っ張って起こしてくれた。


そして、何も言わず、優しく笑いながら私の頭をポンポンっと叩き『行こ』と。







「す、すごーい!」

真「いつまで寝てんねん、アホ!腹減って死にそうやわ。」

誠「よし!始めるか!」








気づかなかったけど、リビングはとても華やかで、机の上には豪華な食事が広がっていた。

4 maya→←2 makoto



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(プロフ) - 交通安全!でも安産祈願じゃなくて良かったよ(笑)あぁ、ヒロインちゃんが愛おしい!カラスさん、そろそろ自分の気持ちに気づけー。でもそんな所もカラスらしいんですが…(笑)高い所のお寿司、いいなーいいなー。誰かごちしてくれないかな(笑)第4章も楽しみにしてます! (2015年7月7日 23時) (レス) id: f2ccd5d125 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - すんさん» すんさん、いつもありがとうございます!気づけば、4章です(笑)そろそろ、この三角関係?も動かさねば、と思っている次第です(笑)また次章でもよろしくお願いします! (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - andoumeiさん» 初めまして!コメントありがとうございます。もう少しで、更新通知をお届けできるかと思います! (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - ももさん» 初めまして!コメントありがとうございます。続編、やっとちょろちょろと書き始めました。公開したらお知らせしますので、気長にお待ちください。 (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - はやさん» 心配で心配で、マコちゃんとカラスに会いに日本に行っちゃいました。麻也君の優しい親心←? 麻也君はきっと、暖かく見守ってくれるでしょう…(笑) (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Elua | 作成日時:2015年5月26日 9時

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