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泣いて、泣いて、泣き疲れたのか、呼吸が落ち着いたと思ったら眠っていた。



きっと、そろそろ真司が来るはず。

このままだとあいつは、わけもわからず騒ぐだろうし、寝れるうちにこいつは寝かせといてやりたい。






『寝室に寝かせてくる。』






誰も何も言わなかった。


というか、言えなかった。




初対面の時は無愛想で、決まった人にしか自分の感情を出さなかったAが、あんなに声を上げて泣くだなんて、きっと誰も想像していなかったから。

今日はAのサプライズで誕生日を祝うつもりで、あいつはきっと笑顔になってくれると思っていたから。







.








真「なんなん?このしけた空気。」

麻「真司。」

真「あいつは?まだ来てへんのか?」







真司がうちについてのは、Aをベッドに寝かせた5分後。


俺らの間に漂っている異様な空気を感じ取り、不思議そうに首を傾げている。






『……話があるんだけど。』

真「もしかして、あいつと付き合うてんのか!?」

永「真司。真面目な話だ。ちゃかすな。」

真「え、そういう系なん?今日は、はっちゃける会やないん?俺、てっきりそうやと、」

誠「状況が変わったんだ。真面目に聞け。」







何から話せばいいのか、

なんと話し始めればいいのかわからず、


頭をフル回転させて考えた結果、奈央さんに伝えられたように話そう。






『奈央さんに会ってきた。』

真「誰それ?」

誠「誰かは、後で説明してやる。」

『Aがこういう状況だって伝えたら、』

真「ウッチー、Aって呼んでるん!?いつの間に!?」

麻「真司、そこ突っ込まなくていいから。」

『…率直に言うと、奈央さんは山田のお母さんの妹。つまり、叔母。あいつの本当のお母さんもお父さんも、……もうこの世界にはいない。』

永「亡くなった…のか?」

『らしい。』

真「ちょ、待って。何なん?どうゆうことなん?」







奈央さんに聞いた時、俺も何度もそれは本当なのかと聞き返した。


耳を疑いたくなるような真実で、全く関係のない俺ですらすげぇ辛い気持ちになった。



そう考えると、山田が受けたダメージは計り知れない。

でもあいつは、奈央さんの前では全く泣かなかったらしい。



「話してくれて、ありがとうございました」と言って、店から出たらしい。

2 makoto→



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(プロフ) - 交通安全!でも安産祈願じゃなくて良かったよ(笑)あぁ、ヒロインちゃんが愛おしい!カラスさん、そろそろ自分の気持ちに気づけー。でもそんな所もカラスらしいんですが…(笑)高い所のお寿司、いいなーいいなー。誰かごちしてくれないかな(笑)第4章も楽しみにしてます! (2015年7月7日 23時) (レス) id: f2ccd5d125 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - すんさん» すんさん、いつもありがとうございます!気づけば、4章です(笑)そろそろ、この三角関係?も動かさねば、と思っている次第です(笑)また次章でもよろしくお願いします! (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - andoumeiさん» 初めまして!コメントありがとうございます。もう少しで、更新通知をお届けできるかと思います! (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - ももさん» 初めまして!コメントありがとうございます。続編、やっとちょろちょろと書き始めました。公開したらお知らせしますので、気長にお待ちください。 (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)
Elua(プロフ) - はやさん» 心配で心配で、マコちゃんとカラスに会いに日本に行っちゃいました。麻也君の優しい親心←? 麻也君はきっと、暖かく見守ってくれるでしょう…(笑) (2015年7月7日 10時) (レス) id: 4991d08e12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Elua | 作成日時:2015年5月26日 9時

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