【ヒプノシスマイク】マイクを持つ手に花束を

Secret track No.6 ページ12

あれから幾日か経ち、少女は施設に引き取られた。腕のいい医者が、彼女の心の傷跡をケアしてくれるとまで連絡が入った。俺も安心していた。

少女は毎月絶やさず手紙やメールを送ってくれた。俺も情が湧いたらしく、少女を妹のように思うまでになった。


あの日から7年になる。


彼女からの連絡は途絶えない。施設を出て、援助を受けながらも、都内の高校に転入したらしい。
もしかしたら、会えるかも知れない。
どのように成長しているだろうか。
彼女は会うことに賛成し、大いに喜んでくれた。
丁度仕事で東京に行く。
待ち合わせ場所を指定し、俺は携帯から目線を上げた。

あいつらとの待ち合わせにも間に合うだろうから、大丈夫。
口角が、無意識に上がっていた。

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お久しぶりです……！
ちょっと忙しくて更新できずにいました……
お待たせ致しました！

追記:原作では、銃兎の一人称はキレた時に｢俺｣になるそうですが、口調調整のため、夢主と話す時は｢俺｣にしていきます。

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