＊ ページ35
《…■■■さん、》
Central Townの人気のない路地で、ふわりふわりと歩いていた人型に、ある青年が声をかける。
《縺ｲ縺輔＠縺ｶ繧》
《…良かった、覚えていてくれていたんですね》
その青年は人影に対して特に驚く素振りも訝しむ様子も見せずに、彼の傍らに立つ。
《■■■さん、俺、あの人の事助けたいんです》
ぼやけがかった視線がこちらに向けられる。
《■■■さんだって、そうでしょう？誰かの犠牲に成り立つ娯楽なんて、あっていい訳がない》
《蟷ｸ縺帙↓縲√↑繧後↑縺?ｈ縺ｭ》
小さく呟かれた、傍から見れば意味の分からない音声も彼には聞き取れているらしい。
彼は懇願するようにその不明瞭な人型に縋りつく。
《お願いします、俺と協力してくれませんか》
《縺阪ｇ繧ゅｒ縲∝勧縺代※縺上ｌ繧具ｼ》
《助けたいんです。ずっと、…あの人は、俺の恩人だから、》
ぽろぽろと流れる涙は、まるでバーチャル空間のアバターとは思えないくらいのものだった。
《止めてくれませんか、今の俺じゃ、何も手出し出来ないから…》
泣き崩れる彼に、人型はほとんど崩れかけのデータで構成された手で彼の頭を撫でた。
《俺も、やれる事はやります。やらせてください、あの人を助ける為なら、俺は何だってします、だから…》
《…縺ゅｊ縺後→縺??》
未だボロボロと泣き続ける彼を立ち上がらせて、人型はふらりふらりとまた歩く。
そのバグに果たして自我はあるのか、きっとあるのだろう。
人型はふわりと姿を消すとまた別のデータに飛び込んだ。
『今日21時から配信します。場所はいつもの場所。みんなで楽しもう。』
《蠕?▲縺ｦ縺ｦ縺ｭ縲√″繧?ｂ》
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Millie Balistreri - transmit (2020年9月29日 17時) (
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Computer - Salad (2020年9月29日 17時) (レス) id: 5f06d7d801 (このIDを非表示/違反報告)
Astrid West - HDD (2020年9月29日 17時) (レス) id: 89e48599de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：湊都 | 作成日時：2020年9月1日 0時
