俺足シェアハウス.*･ﾟ .ﾟ･*.２にっかちゃんだよー

北山の骨折2 ページ41

北山side



ん？



ここどこ？



みんなは？



あれ…



なんか向こうから声がする…







藤ヶ谷？



俺のことを泣きながら読んでいる。




俺って死んだのかな…


あーあまだやりたいことあったのに…




ん？声のする方に光が見える！




俺は走って光の方へ行ってみた。









北「んっ……」









医師「北山さん！？！？

聞こえますか？！」






北山「ｷｺ…ｴ…ﾏｽ…」






医「頭が痛かったり気持ち悪かったりしませんか？！」




北山「ｱﾀﾏ…ｲﾀｲｼ…ｷﾓﾁ…ﾓﾜﾙ…ｲﾃﾞｽ…」





俺がそう言うとすぐに薬剤の投与と洗面器が用意された。




そして…






藤「ひろ……？ｸﾞｽｯ」





あの愛しの声が。




藤「ひろっ！！！！！ﾋｸｯ」





藤ヶ谷が俺に抱きついてきた。

こんなにも弱って…




藤「ひろっ！ひろっ！ｸﾞｽｯ」





北「ﾌｼﾞｶﾞ…ャ…ﾅｶﾅｲ…ﾃﾞ？」





藤「うんっｸﾞｽｯひろぉ…」





藤ヶ谷が俺に強く抱きついてきた瞬間。




胃の中から酸っぱい物がこみ上げてきたのが分かった。




あわてて口を手で抑えると、医師が洗面器を口の前に持ってきてくれた。



藤ヶ谷もあわてて手を離し、俺の背中に手をやる。




北「ゥッ…ｵｴｯｵｴｯ…ｹﾞﾎｯ…ｵｪｪｪｪｪ」




すごくすごくか弱く吐いた。






そのあとの事はよく覚えていない。








でも。






入院中藤ヶ谷は毎日病室に来てくれて、



俺はすぐに一般病棟に移ることが出来た。



でも…


北「んっはぁー」(シャーーー)


玉「えっ、みつ！？」


トイレに間に合わなくて廊下でおもらししちゃうこともしばしば…


だからおむつを藤ヶ谷につけてもらった。


北「なんか恥ずかしいや(笑)」


二「めっちゃ似合ってるよ！」


千「そうそう！みつっぽい！」


北「おいそれどういう事だ怒」


メンバー「笑笑笑笑」


北「あっ、」(シャーーーシュッシュッﾌﾞﾘﾌﾞ)



玉「みつ！」


北「んっ、ｸﾞｽｯうわーん泣」(シャーーー)


なんか膀胱がおかしくなったり。



そしてリハビリはめっちゃ汗かくし、辛いし…

こんなに大変なことをいっぱいしたのはいつぶりだろうなんて思った。





そんな成果が出たのかな。




残るはずだった左足の後遺症は嘘のようになくなった。







藤ヶ谷。



そしてみんな。



本当にありがとう。









Fin

そろそろ…→←北山の骨折2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す