浮気７ ページ7
ASIDE
BH「あいつは馬鹿か…」
さっきまで幸せだったのにな。
チャニョルはそんな私の心を
一瞬で砕いちゃうんだもん。
やっぱり好きなんだな…。
そうしみじみ感じつつ
空き教室での二人の行為が
フラッシュバックする。
BH「…泣きそうな顔してる。
何があった？話聞くよ。」
そういわれて
私は二人が空き教室で
してたことを話した。
BH「…それは辛かったな。」
そう言って私の頭を
不器用にガシガシと撫でるベク。
そんなベクの優しさに泣きそうになった。
BH「でもさ、じゃあ何で
朝あんなに嬉しそうだったの？」
この人に隠し事はできないんだろうな。
そう確信した。
『………ちゃんと話すね。
場所変えて話ししよう？』
いつもなら
”え〜めんどくせえ！”
とか言うのに
何かを悟ったのだろう、
黙って頷いたベク。
そして私たちは教室から出て
BH「いつものとこでいいよな？」
『うん』
いつものとこ、というのは
屋上のことで、意外と人が
あんまり来ないから
私たちはいつもお弁当を食べたり
授業をサボったりするときに
よくお世話になってる場所なんだ。
そんな屋上へ向かっているとき
CY「あ！Aとベクおはよ！！！」
チャニョルと鉢合わせてしまった。
もちろんサランちゃんもセットで。
BH「……はよ、サランさんと一緒に登校？」
CY「たまたま道で会ったから、な？」
SR「うんっ」
そう、私に向かって
あざ笑うかのように
微笑んだ彼女にゾッとした。
CY「二人こそ、何してんの？
ホームルームそろそろ始まるぞ？」
BH「あぁ悪いけど俺ら
１時間目までサボるから
適当に言い訳言っといて。」
CY「は？何それ。
いくらベクでも俺の彼女と
二人きりとか許さない。」
チャニョルは
浮気してるくせに
私のこと、束縛するの。
そんなことするチャニョルが
私にはよくわからないの。
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作者名：て て 。
| 作成日時：2015年10月18日 1時
