浮気８ ページ8
ASIDE
CY「A、教室戻るぞ。」
『…え、ちょ…』
強引に腕を引っ張られ
教室に戻ろうとするチャニョル。
だけど、反対の手をベクが掴んだ。
BH「離せチャニョル。」
CY「はぁ？
そっちが離せよ。」
BH「Aと俺が二人っきりになったって
何もあるわけないこと分かってるだろ？」
CY「そうだけど、なんか嫌。」
BH「頼むチャニョル大事な話なんだ。」
CY「じゃあ俺もついて行く。」
『「はっ？」』
私とベクの声が綺麗に重なった。
あなたの話をするのに
あなたがいたら話せるわけないじゃん。
CY「ダメなの？
何それ、俺に隠し事？」
『そういうわけじゃない。』
CY「じゃあどういうことだよ。」
冷たい目つきで
私のことを見つめるチャニョル。
すると急にサランちゃんが口を開いた。
SR「チャニョルくん、二人困ってるよ。
私たちは教室戻ろ？ねっ？」
CY「お前には関係ないだろ。
お前が戻ればいいじゃん。」
SR「酷い、チャニョルくん…」
そしていきなり泣き出すサランちゃん。
チャニョルを見れば
はぁ、と嫌そうにため息をついていた。
CY「分かったよ…一緒に教室戻ろ。」
SR「え、ほんと？嬉しいっ」
なんてケロッと泣き止んで
満面の笑みをチャニョルに向けてた。
CY「……今回は許すけど
次は絶対にないからな。」
そう言い残して
サランちゃんと一緒に教室へ行く二人。
『ベク、ごめんね。』
BH「何でお前が謝るんだよ。
それに俺は全然平気だから。
早く屋上行こ。」
『うん』
本当は、セフンとのことを話すのが怖い。
ベクが私を軽蔑するかもしれないから。
ベクが離れてくかもしれないから。
もし、そうなったとしたら
私はどうすればいいのかな。
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作者名：て て 。
| 作成日時：2015年10月18日 1時
