私の憧れ -1- (ページ38)

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"もう、、、頼まないからさ^^"

そう言ったオッパから目をそらせなかった

私のメイク、気に入ってくれなかったのかな
やっぱり嫌われてるのかな

とことん優しいオッパだから
嫌いな私にも無理して接してくれてたんだ

「、、わかりました、、ごめんなさい」

だめだ、泣きそうだ
ここにいたらダメだ
２人でいたら
心臓がこのまま押しつぶされそうだ

急いで部屋を出て
無我夢中で走った

何も考えられなくて、
涙がどんどん溢れてきて

「、、、っ、苦しい」

苦しい
苦しい

どうしてこうなっちゃったの？

ソンアちゃんが怖かったとしても

初めてだった、オッパからメイクしてって言われたこと

すごく嬉しくて
１人で舞い上がってたんだ

泣きながら走ってたら、人の影が見えた
、、、やば
このまま通り過ぎよう

LT「A！？」

！？！？

、、、やばい、イトゥクオッパだったのか、、

LT「なんで泣いてるの？」

「、、いや、これは、、、」

LT「言わなきゃわからないよ」

本当のお兄ちゃんみたいに接してくれるオッパ

すると私の腕を引いて近くの空いてる部屋に入る

「オッパ、撮影は？」

LT「今個人撮影の順番待ちだから大丈夫^^、、、それで？何があった｣

、、、言ってもいいかな

オッパなら

「、、ヒョク、、オッパに、、っ」

LT「、ヒョクチェに？」

「、、、もう、メイク頼まないって、っ言われちゃった、、^^」

LT「、、は？どういうこと？｣

「そのままだよ」

LT「ちょっと待って、、、今日はなんでAがメイクしたの？」

「それはわからない、、オッパがソンアちゃんのメイクを断って、、お願いされたんです」

なのに私は、、、
オッパの期待に応えられなかったんだ

LT「、、、あいつ何やってんだよ」

オッパの綺麗な顔に、眉間にシワを作らせてしまった

「オッパごめんなさい、、、気にしないで^^」

これ以上迷惑はかけられないと思い、涙を拭く

LT「ねえAさ、、自分がなんでそこまで泣いてるのか分かる？」

「え？、、それは、、オッパの期待に応えられなかったからで、」

LT「それもあるかもしれないけど、、一番の理由は違う」

何を言ってるんだろう

LT「ヒョクチェがどんな意図でそんなことを言ったのかはまだ分からない。けどね、、Aは、ヒョクチェのことが１人の男として好きだから。ヒョクチェに言われたから、傷ついてるんだよ？｣

、、え？

「１人の、、男として、、って」

LT「ファンとしてじゃないってこと」