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私の過去2 ページ15
私の親はまだ私が幼い頃に亡くなった。交通事故だった。
相手の不注意で事故に巻き込まれ、親は二人とも打ち所が悪くて即死、私は一命をとりとめた。
「…でね、エンマくん」
エンマ「…?」
貴「私ね、家に帰ったら誰もいないの、毎日」
エンマ「…」
貴「前までは、お帰りって言ってたお母さんやお父さんがいたのに…もういないの」
エンマ「…」
貴「それ以来、人が怖くなったんだ。だから、目立つのが嫌なんだ。今でも思うの」
エンマ「…?」
貴「あの時、私が救えていたらって!そうすれば、みんなに、迷惑かけずにすんだかもしれないのに…」
エンマ「…」
貴「ごめ…なさ…い、泣いて、ごめ…ん」
フワッ
貴「!!!!」
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作者名:ゆーにゃ | 作成日時:2019年4月21日 23時