妖怪と半神半妖の少女【日常編】

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『…ふわあ。』



ケータと一緒に住み始めてしばらく経った。



…暇だな。



ケータはフミちゃんって子と遊びに行ってるし…。



…そうだ。



ポフンッ



たまには人間姿で人間界歩くのもいいかもな。



「おいクソガキ！何ぶつかってんだよ!!」



？「えーっとー…そこに妖怪がいましてー…。」



…眼鏡をかけた女の子が柄の悪い男に絡まれている。



「何デタラメ言ってんだ!?ああ!?」



…デタラメじゃない。



実際に兎みたいな妖怪がそこにはいる。



？「本当なんですけど…アハハ…。」



「ふざけてんじゃねぇぞ!!」



…ムカつくな。



『お兄さん達、何してるの？』



聞いてみる。



「んだこのガキ。」



「でもこっちのガキよりは良い顔してんじゃねぇか。」



「中々可愛いじゃん。」



…私見た目小学生だと思うんだけど。



そういうの気にしないわけ？



『外道が…。』



「あ？」



「何つった!?」



『下等な人間如きがこの私に触れるな。』



…少しあの人に似てしまったな。



「何だと!?」



そう言って掴みかかってくる男の腕を捻る。



『気安く触れるなと言っているだろう。』



「いってえ!!やめてくれ!!」



離す。



『…とっとと消えろ。』



逃げていく。









＊

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