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「この先を進めばイシの村のはずよ。」
三人はデルカダール平原を数時間歩き遂に目の前というところまで来て、三人は言葉を失った。
「…まさか、そんな。」
村の辺りから煙が上がっているのを見てレイは足早にイシの村へ向かった。
しかし、そこにはイシの村はなかった。
「ひでぇな。」
村は跡形もなく焼き払われて、村の人は一人としていなかった。
(これも全部勇者が悪魔の子だからってこと…？デルカダール王が…そうしろって言ったってこと？)
「イレブン…大丈夫？」
レイは側にいたイレブンの方に手を向けるもイレブンはどこか遠くを見ているようで返事もなかった。
これを目の当たりにしたら言葉も出ないのは当たり前だろう。
「カミュ…、暫く一人にしてほしい。イレブンを頼んでもいい？」
「…あぁ、…気を付けろよ。」
レイは力なく足を進めエマの家、自らの家へ向かった。
しかし、やはりそこも瓦礫しかなく殆どが焼かれていた。
「お父様、お母様…、私は…、私たちはどうして二度もこのようなことをっ…。…なにもしていないのに…ただ、平和に生きていただけだというのに罪のない人々を失わなければならないのですか。」
レイの溢れんばかりの涙は頬を伝い地に落ちた。
「これ以上…、私たちから何も奪わないでください。」
(もう…、絶対に許さない。何があっても…、こんな多くの罪無き人の命を奪うなど見ていられない。魔王なるものがいたのなら絶対に倒してやる。)
レイは心に強く決め、イレブン達の元へ行こうと後ろを振り向いたらイレブンが驚いたような顔をして立っていた。
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りあ@プリ小説してまーす(プロフ) - こちらの作品、見ててハマりました。これからも応援してます。 (2020年12月15日 2時) (
レス) id: 3b49f92543 (このIDを非表示/違反報告)
ペルイ - カミュとシルビアかなと思います。これからも頑張ってください！応援しています！ (2019年10月27日 23時) (レス) id: 9613fd4f62 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - カミュがいいです。更新大変だと思いますが、頑張ってください！ (2019年10月27日 20時) (レス) id: 9995b93200 (このIDを非表示/違反報告)
緑茶 - グレイグがいいです。 (2019年10月27日 2時) (レス) id: b9f83decc8 (このIDを非表示/違反報告)
レン - 楽しく読ませて頂いてます。私生活も有りますので、ゆっくり更新でも良いと思います。��シルビアさんや�ゥ哀譽ぅ阿�良いかなと勝手に思ってます。 (2019年10月22日 22時) (レス) id: acc6103e6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひじり若葉 | 作成日時：2019年10月14日 8時
