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開会式を見終えた後、レイは静かにコロシアムを抜け出しユグノアに向かった。
ユグノアに向かう道中は以前と変わらないけれど、近づくにつれて城が見えないことで過去の出来事が嫌でも思い出される。

「あの日…一体何が起きてたんだろう。」

今は無きユグノア城の方を向きながらレイは小さく呟いた。
考えを巡らせても嫌な考察しか出来ない気がして、何も考えないようにしながら足を進めて行くと、先にキャンプ場が見えてきた。

「ユグノアはもう少しだけど休もうかな。武闘会もすぐ終わるわけじゃないしいいよね。」

レイはキャンプ場の地面に腰を掛け、1日を終えた。



翌朝、レイは目を覚まして再び出発をしようとすると…。

「カミュ…?」

レイはそこにいるはずのないカミュを見て、少しだけ驚いた。
その様子を見てレイが起きたことに気づいたカミュは少し睨むようにして見た。

「ったく、一緒に行くって言ったのに1人で行くとはな。」

「…追ってきてくれたの?」

「約束したからな。」

「…ありがとう。」

コロシアムが終わった後、わざわざ追いかけてきてくれただなんて夜も寝てないのだろう。

(カミュの優しさが沁みるなぁ…。)

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きょちゃちゃ - めっちゃ!面白い!です!← ドラクエ11全クリしたので展開は知ってるんですが...これからどうなるのか楽しみです...! (2022年11月21日 19時) (レス) @page14 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひじり若葉 | 作成日時:2022年7月7日 8時

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