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第42話 ページ44

長曽祢side





俺は、近侍として鍛刀を主から任されたため、鍛刀部屋にいた。




主はいつも高配合か低配合しかせず、その為に脇差が一振りもいなかった。



俺の弟にも、"浦島虎徹"という脇差がいた。




出るか、なんて思いながら適当に資源を妖精に渡す。



確か、all250だった様な。




主は初めての刀種を特に大事にしている。




初期刀の加州や、初鍛刀の太鼓鐘貞宗。




太刀はあれだが、それでも主は裏で大切に思っているのを俺は知っている。




初鍛刀や初期刀には及ばないかもしれないが、俺が顕現されてからずっと近侍だからだ。





・・・・・・あいつらは、何故歪んでしまったのだろう。




加州は主と一番長く居るはずなのに。




相棒と言っても過言ではないそんな主をなぜ貶めるようなことをしているのか。




俺には、理解ができない。




しっかり主は平等に愛を注いでいるはずなんだ。




俺はそれで十分なんだ。




主が好きな俺と、主が好きなあいつら。



一体、そこになんの違いがあるんだろうか。








考えても答えは見つからず、考えている内に刀が出来たようだ。




主から受け取った人型の霊力が込められた紙をそっと出来た刀の上に置く。




すると、まばゆい光と大量の桜の花弁によって俺の目は塞がれた。




そして、刀から出てきた新しい仲間は──



「俺は────行ってみない?・・・・・・って、──兄ちゃん!」




「おお、────か。久し振りだな」





この顕現は、吉と出るか凶と出るか。

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狐の子(プロフ) - 第30話の所「短刀」が「担当」になってますよ! (2018年12月20日 22時) (レス) id: bf2de55560 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏琉斗 哀 | 作成日時:2018年11月24日 18時

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