【刀剣乱舞】俺達は主をとても愛してるけど…

第27話 ページ29

それから数日が経ち、明日はもう見習いが来る日になった。見習い期間は2週間。見習いは女の人で、可愛いらしい。

ああ、その間で私は乗っ取りをされるのか。

･･･せめて、まだみんなの主が私である間に色々なことをしたい。


どこに行っても裏切られるんだったら、無感情で終わらせたい。

なにもかも。



『･･･今日は演練を行います。


隊長、加州。

副隊長、太鼓鐘。

隊員、燭台切。

隊員、太郎太刀。

隊員、岩融。

隊員、蜻蛉切。


この六振りで行きます。後、付き添いで長曽祢に来て欲しいな。』


「ああ…分かったが」と言う長曽祢を無視して終わらせる。


『じゃあ終わりです。』


多分、察しの良い長曽祢や加州は分かってるんじゃないかな。


この編成は、初めての刀種組だって。

初期刀＆初打刀の加州に、初鍛刀＆初短刀の太鼓鐘。初太刀の光忠に、初槍の蜻蛉切、初薙刀の岩融。


･･･最後だけは、この子達と。



自室に戻って、静かに泣いた。
───────────────
『じゃあ行こうか。』


にこりと笑って演練会場に行く。


やっぱり色んな人がいて、凄く騒がしい。
時の政府の人もいる。
さっと受付すると、声を掛けられた。


「久しぶりですね。」


振り返ると、唯一の審神者仲間の巴さんが刀剣たちを連れていた。


『久しぶりです。あ、演練やりませんか？』


「ふふ、俺もそう思って声をかけたんです。」


巴の和泉守「お、空じゃねえか」


『あ、和泉守さん久しぶりです』


挨拶を交わして、また受付をして演練の舞台に上がる。


【巴本丸 対 空本丸、演練開始！】


その時の政府の人の声を聞き、一斉に走り出した巴さんの刀剣たち。
巴さんたちの刀剣は、乱藤四郎、蛍丸、三日月宗近、山姥切国広、骨喰藤四郎、和泉守兼定。


「狙いを定めて…派手に決めるぜ！」


と太鼓鐘の銃兵が発動し、相手の乱に直撃する
刀装も付けていたため、相手は軽傷。

「行くぜっ！」

「うっ…もう、酷いよ…」


【巴本丸 乱藤四郎、戦線崩壊】


「オラオラオラァ！」


「へへへ、やるじゃん…でも」


【巴本丸 蛍丸戦線崩壊】


「薙ぎ払う」


「っはっはっはっは…いや、笑っている場合ではないな」

「くそっ……」


【巴本丸 三日月宗近 骨喰藤四郎戦線崩壊】


「かっこよく決めたいよね！」

【巴本丸 和泉守兼定戦線崩壊】


「さあ！俺を楽しませろ！」

巴さんの山姥切が重傷。

「近寄らせはせん！」

【巴本丸 山姥切国広戦線崩壊】

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