【刀剣乱舞】俺達は主をとても愛してるけど… (ページ22)

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第20話ページ22

短刀と少しじゃれ合ってから、朝餉の前に今日もまたみんなの前で話す。

『今日は、遠征に行ってもらう刀と…出陣してもらう刀がいます。

遠征部隊、隊長は長曽祢。よろしくね』

「ああ。」

『副隊長、鶴ま──「異議あり！」･･･え？』

『えっと、一応理由は？』

「主と離れるからだ！！」

『･･････副隊長、鶴丸国永』

「おい！」

『隊員、五虎退。頑張ってね！』

「は、はい…！」

『隊員、太郎太刀。頑張ってね』

「はい。」

『隊員、愛染。頑張れ！』

「おう！」

『最後は蛍丸。よろしくね。

この中で一番練度が高いのは長曽祢と五虎退だから、二振りともよろしくね。』

『次、出陣部隊。

隊長は安定。よろしくね』

「うん！」

『副隊長、和泉守。』

「おう！」

『隊員、たぬた…同田貫。』

「よっしゃあ！(た、たぬたぬでもいいんだが…)」

『隊員、次郎太刀』

「はーい！」

『隊員、燭台切。』

「主のためにも頑張るよ」

『隊員、加州。

この中で一番練度が高いのは加州と光忠だから、頑張ってみんなをサポートしてね。隊長の安定と副隊長の和泉守もね。

これで終わりです。朝餉を食べてから三十分後くらいに出陣部隊、遠征部隊は玄関に集まって下さい。出陣部隊はしっかりお守り持ってね。忘れずに。』

私が言い終わると、途端に騒がしくなる。

朝餉を食べつつ、私はみんなの話に相槌を打った。

それを誰かが見ているとも知らずに。

「あぁ…主はん、いつ見ても愛らしいですわぁ…はぁ……主はん…」
･･････････････････････････････････････････

『じゃあ三日月、最初にしてほしい事は、高配合の鍛刀とall50の低配合の鍛刀2回ずつ。私の本丸、まだ来てない子とか多いから…出来れば来てない子が来てくれると、兄弟とか顔見知りとかも嬉しいから…頑張ってね』

念のため、手伝い札を2枚ほど渡し、三日月を見送ったあと審神者部屋に入る。

･･････あ、三日月って

『･･････方向音痴じゃなかったっけ…？』

そう呟くのと同時に、私は三日月を探しに行った。

誰かがつけてきているのも知らずに。

「あれ、主はん、どこ行くんやろ…」