打ち切りになったシリーズのヒロインだったんだが男体化して審神者となった(訳:此のまま終わるのも申し訳無いからやりたいネタをやっただけ) (ページ5)

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社畜は仕事断れない4 ページ5

三日月side

今剣の悲鳴が止まったと思ったら縁側の方で話声がしてきた。一人は今剣、もう一人は知らない男の声。まだ若い。

縁側の方に言って会話を聞いて入れば今剣の隣にいるツイと言う男が新しい審神者になると。人間なんて要らないと言うのに。

更に会話を聞いていると

『覗き見なんて趣味悪いですよ？さぁ出て来て下さい。其処に居るのは分かってますから。』

気配を消していた筈なのに。

殺してでも追い出すと言えば其の状態で本当に俺を殺せるとでも？、なんて言う。中傷状態だと直ぐに見抜いていたのか？

其のツイと言う男は振り返り、此方が刀を構えていると言うのにお構い無しに近付いてきた。そして俺の肩に触れて…

『…一応治った筈だが、どうだ？体は痛くないか？』

そう心配そうな顔をして言った。話の通り神力も霊力も感じなかった。だが、何かとても暖かいような物を感じた。久し振りに、此のような物を…

こやつなら、信じて良いのかもしれない。もう一度、人間を、此のツイと言う男を、信じて良いのかもしれない、いや、信じよう。此の恐ろしく美しい人間を。此の真っ直ぐな目をしている人間を。

『おい、どうした？刀まで落として。そんなにびっくりしたか？』

三日月「………いや何も無い。俺は三日月宗近。ジジイだがよろしくな、主。」

『宜しく、おじいちゃん！』

そう満面の笑みで主は言った。

三日月「いきなりおじいちゃん呼ばわりとは…」

悪い気はしない。