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2 side



びしょびしょになりながら帰っているのを見た中居さんが、店の中に入れてくれた。



正「お前…傘は?」



2「無いんですよねー…」



はぁー、とふかーいため息をつかれる。



正「そんなんじゃ風邪引くだろ。

バイト時間までこれ着てな」



2「ありがとうございます!」



中居さんから投げつけるように服を渡されて、店の奥で慌てて着替える。

さっきまで着ていた制服は、洗って乾燥機にかけてもらった。



正「ちょうど梅雨時で雨が降ることも多いんだから、傘くらい持ってっとけよ」



2「すみません…」



「先輩たちに呼び出されて、焦って出てきたから、学校に置き忘れて来ちゃった」なんて口が裂けても言えない。



そんなことを頭の片隅で思いながらぼんやりとテレビを見ていると、やがてバイトの開始時間になったので 厨房へと移動する。



光一「中居ちゃーん、今日のおすすめはー?」



正「今日は__ってお前なぁ、いちいち聞くなよ!」



光一「すんませーん笑」



今日もこのお店は賑やかだ。



さっきまでズタボロにやられていた俺の心が、少し潤った気がした。



剛「最近どうなん?

なんか元気なさそうやけど?」



2「あはは…ちょっといろいろありまして…笑」



剛「ホンマに…笑っていられるのは強い証拠でもあるけど、それと同時に自分を抑え込んでる証拠でもあるからな?」




剛くんが言ったその言葉に、少なからずドキッとした自分がいた。

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yuzu_(プロフ) - もう更新する予定ってありませんか?? (2021年5月28日 21時) (レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹色双葉 | 作成日時:2020年7月24日 16時

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