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f side




「何だよ、気持ち悪ぃな…」



「コイツ、二階堂のこと好きなんだって!

あり得ねぇだろ!」



何とでも言ってろ。



ただ…好きな人傷つけられて、侮辱されて…こっちはもう限界なんだよ。



俺は決して喧嘩には強くないけれど、このときばかりは我慢の限界だった。



ぐ、と握りしめた拳を思いきり相手にお見舞いする。



「ってえな!

そっちがやる気ならこっちだって…!」



f「それは「それはこっちの台詞じゃボケーっ!」」



2「シゲ!?」



どこからともなく現れた男子高校生。



制服は違うけど、二階堂の知り合い…?



2「何で…!?」



赤「何かやる気ないなーって、今日はサボり。

この辺フラフラしとったら声聞こえたから。」



緑「勿論俺らもおるよ〜」



紫「弱いものいじめはアカンなぁ?

俺らが身をもって教えたらな…」



赤「つーか、何人かお久しぶりの人もおれば初めましての人もおるやん!

何々?喧嘩強いん?」



黄「アホか!ここは一応平和な高校やねんから…!

ザコしか居らんやろ!」



青「それにこんな奴等が高嗣のこといじめとったと思うと吐き気がする。」



橙「準備運動感覚でさっさとやってまお。」



何やら喧嘩に強そうな七人組の高校生。



三年の方はというと、ザコ呼ばわりされて腹が立ったのかすごい顔で迫ってくる。



桃「ここは俺らに任せて、高嗣くんはその人と逃げな?」



2「望くんは…?」



桃「俺も喧嘩に参加する。

負ける気はせんけど、高嗣くんのこといじめて腹立ってんねん。

自分の手でこらしめな。」



2「一応人目のつかない場所ではあるけど…気を付けてよ?」



桃「高嗣くんは自分の心配だけしときって。

俺らなら大丈夫やから。」



高嗣くんのこと頼みますとだけ言って、望くんと呼ばれた人も喧嘩に参加していく。



俺は二階堂に肩を貸して、取り合えず手当てをと自分の家に連れて帰った。

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yuzu_(プロフ) - もう更新する予定ってありませんか?? (2021年5月28日 21時) (レス) id: b026b7a2ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹色双葉 | 作成日時:2020年7月24日 16時

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