ヒーロー克服物語 鬼滅の刃×ヒロアカ

義勇と前世 ページ20

冨岡side

“待ってるよ、私の可愛い子供達”

あの人はそう言って俺達の前から消えてしまった。








そして今、あの人は俺の目の前で優しく笑っている。

『義勇？どうしたの？』

だが、その目が何故だか少し悲しそうだった。

『義勇？義勇〜…………離してくれない？』

「っ！？」

気がついたら姐様を抱きしめていた。

「す、すいません姐様」

『別にいいけど……どうしたの？』

言えない、あの時交わした約束の事。

もし、覚えていなかったら………。









？？「え？……姉さん？何を」

？？“もう、役目は終わったもの………彼の元へ行くわ”

？？「……さん！？待ってよ！行かないでよ！」

？？「そうだぞ子分その3！俺と競う約束は！」

？？「姐……様」

？？“私は鬼になってしまった無惨を助ける為にーーーーになったの。それに、彼を置いて1人では行けないわ”

？？「……お姉ちゃん？やだよ！」

？？「……先生！」

？？「姐さ…ん」

？？“だけどこのまま行くのも心苦しいわね…………｢花の呼吸 癒しの終 姫彼岸花｣”

？？「傷が！」

？？「今まで開いていた傷が治っていく！」

？？“…桜……緋………！お役目を返上致す！”

？？「姐……さん、必、ず！必ず見つけていせます」

？？「あいつの嫁になんてさせるか！」

？？「親分が子分を守るのは当然だぜ！」

？？「……俺、禰豆子を幸せにしてみせるから！」

？？「必ずまた、全員揃って会いましょう」

？？“！…………待っているよ、私の可愛い子供達”









桜緋A、鬼舞辻無惨との激戦の末戦死。

これが姐様の前世。

姐様は鬼舞辻を元の人間へと戻す為に神と契約を交わし、自ら式神になったのだ。








〜大正(？)コソコソ噂話〜
炭治郎「なんだな久しぶりだなー」

駄作者「ごめんね、作者も学生だから忙しくてさ」

伊黒「サボりたかっただけだろう」ネチネチ

駄作者「………それじゃあ炭治郎！噂話よろしく！」

炭治郎「………今日はA姉さんが使っていた花の呼吸についてだ！姫彼岸花は別名ダイヤモンドリリーと呼ばれるほど美しいらしい」

しのぶ「確か姫彼岸花の花言葉って」

炭治郎「はい、花言葉は“箱入り娘”、“忍耐”、そして“また会う日を楽しみにしている”って意味らしいですよ」

甘露寺「やっぱりお姉様は物知りで素敵だわ！」

駄作者「それでは今回はこの辺で」

全員「また今度ー！」

〜大正(？)コソコソ噂話終了〜

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