ヒーロー克服物語 鬼滅の刃×ヒロアカ

愛される者 ページ31

Aside
爆発頭の坊やと戦ってその後は誰も話してこなかった。

生徒たちがコソコソ話しているのを聞いていればあの爆発頭の坊やが爆豪勝己という少年だという事とその坊やはこのクラスの中でもトップクラスの実力の持ち主という事。

あれがトップクラス？馬鹿にしてるのかしら。

それから2限目が始まった。

2限目は数学で爆豪勝己と赤白の髪の子、眼鏡をかけた子、しっかりした女の子以外は全滅だった。

『こんな簡単な問題も解けないの』ﾎﾞｿｯ

ボソッと言ったつもりだったのだが聞こえていたらしく全員がいっせいに私の方を見た。

エクトプラズム「コノ答エガ分カリマスカ？」

『あら馬鹿にしていらして？そんな問題簡単に解けるわ』

私は黒板に答えを書いた。

エクトプラズム「………正解デス」

『これぐらいできて当然でしょ？本当に学生ですか？』

しのぶの様に少しだけ煽ってみたらまた面白い。

むきになって問題を解き出した。

甘露寺「問題をスラスラ解くお姉様、素敵」




３限目は英語。

声が大きい金髪の男が担当。

私は面倒事が嫌いだから窓の外を覗いていた。

外で隣のクラスの生徒たちが体育をしているのを後目に私は教室の方へ視線を戻した。

気付けばクラスの生徒全員がまた私を見ていた。





今日は私の方を見られてばかりだった気がする。

たまに顔が赤い子もいた様な……。

『ハァ、疲れた……』

？？「あ、あの！」

『？』

声のした方を向くとクラスの女の子達が私の方に来ていた。

『………何？私達にかかわらないでって伝えたでしょ？』

？？「そ、それは」

？？「わ、わたくし達はただどうやって爆豪さんに勝ったのかをお聞きしたいだけで……」

不死川「姐さん、甘露寺と買い物の約束があるんじゃねぇんですか？」

時透「僕達で良ければ買い物の荷物持ち手伝います」

『…………とにかく私達には近づかないで。それじゃあ』

私達は外で見張りをしていた蜜璃の手を引き買い物へ向かった。









？？「ついて行ってみない？」

？？「ですが……」

？？「だってあんなに言われたらさすがに腹が立つじゃん？どうせ爆豪も女の人相手だから本気出せなかっただけっしょ」

そう言って雄英高校の生徒達が着いてきていることも知らず。

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