狭間で僕は君を叫ぶ。 (ページ4)

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Prohibition Angel …２ページ4

-F side-

部屋に戻ってみれば、机上には、
第一王子としての公務の山。

どれもこれも俺を刺激するようなものはなく、
パーティーの招待状だの訓練の指令だの、
気の進まないものばかりで嫌気がさす。

流すように資料に目を通していると、
ふと、ある資料が目についた。

"天使界と悪魔界の争いはいかに"

藤「天使と悪魔…か。」

小さい頃から聞かされるどんな話でも、
絶対天使と悪魔は敵対していた。
ましてや敵対しないことなど、ないであろう。

今まで公務で調べたことはあるけど、
本当の真実なんて知らない。

藤「……まぁ、俺は別に関係ねえけど。」

そう独り言を漏らした。

すると、タイミングでも図ったのかのように、
俺の部屋の扉を開け、

二「ガヤ！！おっはよー！！」

千「おはよう、ガヤさん！」

玉「ひとりで何してるの～？」

と、こいつらは急に飛び込んできたのである。

藤「朝からすげー元気だな笑」