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キャスター「ていやーっ!」
アサシン「......私たちは糧だ。ビーストになるための糧に過ぎない。お前は一人の魔術師として、立派に育つがいい。」
キャスター「...ビーストってなに?」
アサシン「人を愛し、人を殺す獣だよ。お前は人を愛せないから、私たちしか愛せないから、お前はビーストにはなれないんだ。糧になるぐらいなら、せめて一人の魔術師として成長しろ。」
キャスター「うん...魔術師、かぁ。」
なってどうするの?私、人が憎い。この感情に支配されそう。
アサシン「それを守るのも面白そうだよな。どうせなら...この世界をぶっ壊すため、」
その力を振るったらどうだ?
「...!」
キャスター「......縄を切ったところで、この倉庫から出る魔力なんてない。だって、この倉庫の鍵穴は塞いだもの。誰にも入れない、厄災にすら壊せない。」
「でも、君は助けてくれたね。」
キャスター「そうよ...もう終わりよ...」
「どうして泣いているの?」
キャスター「居場所が消えたからよ!!!」
「何か思い出していた。」
キャスター「ええ、そうよ!!!アサシンは...アサシンは私を愛してくれた...歪なものしか持たない私を、唯一愛してくれたっ...糧になるぐらいなら、この世界を壊してみろって教わったから!!!今から全員ぶっ殺してやるのよ!!!」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月29日 20時