検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:716 hit

. ページ3

キャスター「ていやーっ!」

アサシン「......私たちは糧だ。ビーストになるための糧に過ぎない。お前は一人の魔術師として、立派に育つがいい。」

キャスター「...ビーストってなに?」

アサシン「人を愛し、人を殺す獣だよ。お前は人を愛せないから、私たちしか愛せないから、お前はビーストにはなれないんだ。糧になるぐらいなら、せめて一人の魔術師として成長しろ。」

キャスター「うん...魔術師、かぁ。」

なってどうするの?私、人が憎い。この感情に支配されそう。

アサシン「それを守るのも面白そうだよな。どうせなら...この世界をぶっ壊すため、」

その力を振るったらどうだ?



「...!」

キャスター「......縄を切ったところで、この倉庫から出る魔力なんてない。だって、この倉庫の鍵穴は塞いだもの。誰にも入れない、厄災にすら壊せない。」

「でも、君は助けてくれたね。」

キャスター「そうよ...もう終わりよ...」

「どうして泣いているの?」

キャスター「居場所が消えたからよ!!!」

「何か思い出していた。」

キャスター「ええ、そうよ!!!アサシンは...アサシンは私を愛してくれた...歪なものしか持たない私を、唯一愛してくれたっ...糧になるぐらいなら、この世界を壊してみろって教わったから!!!今から全員ぶっ殺してやるのよ!!!」

.→←もう戻れない居場所



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月29日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。