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あ、と赤子みたいに鳴く。狼のように食らいつく。共に来てほしいと言ってくれたメタトロンが間に合うまで、私はこうして戦うしかなかった。

人の命を最優先にしろ。お互い生きて会おう。

......不意打ちが続くと、それも難しい願いになるけど。でもこれであの神の命を一つ、回収できた。

後はコイツらに連れていかれる前に、ちゃんとした儀式で一つ壊さなければ。

剣持「間に合っ、たぁ...!」

「セイバー...」

キリシュタリア「A、私のことはキリアと呼んでくれ。君も下の名前のみを名乗るように。」

「......わかった。キリア、早速だけど遠隔で回復ちょうだい。この群れを私が突破しないと、話にならないでしょ。」

魔術師の端くれにだって、それぐらい分かる。だからまずは生き延びてやる。

「ありがと、キリア。私は一回全速で逃げさせてもらうから、皆は魔獣討伐を頼むよ。」

.→←三十の命、無数の目



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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月5日 16時

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