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切嗣「ケリィだ。......なあ、やっぱりおかしくない?俺ってもう引退したよね?殺し屋引退したよね!?」
L「...?こんな人、見たことも聞いたこともありませんよ。」
叶「この人も魔術師ではあるからね。キリアの魔術で呪いは抑えてあるけど、無理はしないように。僕は霊体化して会社の素性を探る。監視カメラとかの設置場所を君たちに決めてもらうために、しっかり把握してくるから。」
夜神「了解。僕はヨツバのメインコンピューターに侵入してみるよ。相沢さんは...」
相沢「ヨツバの会社構成をできるだけ調べておく。というかお前、レイタイカ...ってなんだ?」
叶「幽霊になるってこと!壁とか扉とか自由にすり抜けられるんだよねー。というわけで行ってきまーす!」
L「......すごいですね、彼。そちらの三人も同じなんですか?」
キリシュタリア「私は無理だよ。死んでないからね。」
叶「......」
二日が経った。今日は金曜日、ついでに会話内容も持ち帰ってくださいなんてどうかしてる。建物がどうなっているのかは伝えれたからいいけど、これ以上は単独行動も控えるべきだ。
叶「(あれは...三堂と奈南川...!)」
奈南川「魔獣を手懐けたのか?表に出せばヨツバのイメージも下がるぞ。」
三堂「ある女に育てるよう託されてな。俺たち以外の六人にも、同じように押し付けられたらしい。」
奈南川「こちらは何もないが...」
三堂「忘れ去られたんじゃないのか?」
奈南川「ああ、確かに。」
魔獣を育てる、ある女から押し付けられた。
一番可能性が高いものとしては女神だ。彼らの報告から考えれば、女神は手段を考えずに敵を掃討する厄介者。放っておくことはできない。
叶「......そろそろ撤退するか。魔力が切れる。」
奈南川「...」
三堂「奈南川?」
奈南川「いや、ただの風だ。どこか窓が開いているのか?」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年12月5日 16時