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アステリオス｢ぐ...ぎ...！｣
ドレイク｢あんだけ鉛玉を喰らってまだ生きてんのか！大食漢にもほどがあるだろう！？｣
アステリオス｢ま...もる...！｣
｢...まもる？｣
まもる、マモル...守る、そう言ったのか？正気を失っているはずのバーサーカーが？
ドレイク｢ならカルヴァリン砲の出番かねぇ！頭を吹き飛ばせば、さすがに倒れるだろうさ！｣
アステリオス｢ぐ...！｣
｢待って！！！｣
サンソン｢マスター！？｣
｢今、このサーヴァントが...！｣
？｢お待ちなさい！｣
｢！？｣
サーヴァントが二体...ダメだ、躊躇してしまった。殺されてしまう...
？｢わかった、わかったわよ！私がついていけばいいんでしょ！？煮るなり何なり、好きにすればいいわ！｣
｢...え？｣
？｢え、じゃないわよ。アステリオスはもう瀕死よ。戦力としては、連れて行く価値もないでしょ。｣
｢...待って。な、何で君を連れて行く流れになっているの？｣
？｢なに？いいからさっさと行きましょうよ、アイツのところへ。｣
｢だから、何のことかわからないってば...もしかして、アステリオスってこの子を守ろうとしていたの？｣
アステリオス｢...｣
？｢...そういえばアンタ、アステリオスを守ってくれたわよね。何か行き違いがあるみたいだし...話ぐらいは聞いてあげるわ。｣
｢女神エウリュアレ...それが君の名前ね。エウリュアレ、あの結界は君のものかな？｣
エウリュアレ｢そうよ。でもあなたたちを閉じ込めたんじゃなくて、外から入ってくる連中を防ぐためのもの。｣
サンソン｢そういうことか...すまない、結界を解除してもらえないか？でなければこの島を出られなくてね...｣
エウリュアレ｢...むぅ、仕方ないわね。あなたたちが外に出るには、アステリオスが死ぬか結界を解除するしかないんだから。一人になるぐらいなら...結界を解除する方がマシ。｣
ドレイク｢...なるほど。いいね、うん、気に入った。アンタたちは結界とやらを張らなきゃいけないほど、切羽詰まってるんだろう？｣
エウリュアレ｢あなたに関係ないでしょ。｣
ドレイク｢ある！アタシはね、面白いモノが好きなんだ。｣
エウリュアレ｢は？｣
｢...まあ...普通の反応だよね。私も最初はそんな感じになった、マジで。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年5月4日 18時
