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殺生院｢...わぁ...力を取り戻したマスターさんって、やっぱりゴリラ？｣
｢誰がゴリラですか。皆さん、あまりこの仮面には触れぬように。また知能のない役立たずに成り下がるのは嫌ですので。｣
サンソン｢後から後悔しませんか？その喋り方。｣
｢後で修正用の知識を求めます。皆さんの好きなように、今の私の心は完璧に変えられるのです。改めましてカルデアの皆様、初めまして。私は小鳥遊Aと申します。皆様のマスター役として戦えるよう、あらかじめ虚様より教育を施されました。現在の私が機械的なのは、好きなもの:並木優の影響にあります。よろしくお願いします。｣
サンソン｢...なるほど。並木優というのは？｣
銀時｢この世界のAIアイドルだ。久しぶりだな、カルデア。万事屋の帰還だ！｣
｢久しぶりです、銀時様。敵の掃討は完了しましたが、これ以上の時間はかけられません。まずは敵勢力を知るため、この町で情報を集めましょう。｣
銀時｢ならお前は俺についてこい。新八と神楽はサーヴァントと同行させりゃいいだろ？｣
この仮面を被っても、私という存在を嫌悪する人たちは確かにいる。店の立ち入りはなんとか許可されたが、買うつもりがないならさっさと出ていけと言われてしまう。
...何が彼らの心を閉ざしてしまったのだろう。
｢...あ、月姫リメイクするんだ。今度買ってもらおうかな。｣
『もうリメイクしてあるよー。』
｢そうなんですね。時間に思考が追い付いていないようです。｣
『それよりも君...本当にAなのかい？もちろん数値は同じだし、確かに君という存在こそが本物だと、こちらで導き出している。でも...』
私には分からない。魔除けの仮面を被ったところで、この頭では何もかも理解できない。
｢一度通信を切ります。探知した場合、こちらにいるサーヴァントを殺します。｣
通信を切り、銀時に断りを入れてから”施設”へと向かう。施設への道はどの建物からも通じているため、施設までの時間は覚えていない。覚える必要性がない。
施設の入口にカードキーを挿入し、ロビーに入ると二人の侍がそこにいた。
毒麼慈｢天照院奈落首領、毒麼慈にございます。奈落総員は戦争に割けましたが、この施設は必ず私がお守りします。｣
��｢国家首席、�鵑任后�A様の本体はこれより地下に。｣
｢...ここで洗わせてください。地上は私のデータ以上に穢れていて、吐き気がしました。｣
��｢御意。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年10月31日 18時
