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剣士「...たん、じ?え?」

炭治郎「...間に合って...よかった。」

あ、あ?

ああ、あああああ ああ ?

剣士「どうして、どうして」

黒死牟「...お前だったか...危うく...殺すところだった...」

剣士「やめて、彼は」

私、何か間違えた?

黒死牟「来い...お前を...無惨様は...お呼びだ...」

愛する人だけは、失わないと、決めたのに



同じ光景。

不死川「鬼の襲撃だァ!!!」

甘露寺「...うそ。お館様の屋敷だけは、絶対にバレないようにしてきたのに...!か、カルデアの皆!Aちゃんを守ってあげてほしいの!義手と義足の調子を見てもらってる途中だから、刀もそう簡単に振れないと思うし...」

同じ悲鳴。

藤丸「え、でも此処は...」

甘露寺「柱の私たちなら大丈夫。敵の鬼に血鬼術さえなければ、すぐ簡単に終わるわ!今だけは私たちを信じて!どんな形でも、私たちは生き残ってみせるから!」

同じ、同じ、同じ、

ギルガメッシュ「...待てよ。」

沼鬼「十六ぐらいの女...美味しそうだ。」

マシュ「!?足が...沼に...!」

ギルガメッシュ「待てよ、やめろ。」

沼鬼「こっちでゆっくりと味わってやる!」

...また同じ...なのか?奴らが死ぬ光景、奴らが何も守れず無様に果てる光景が。ただ泣き叫ぶ光景だけを、俺は見ているしかないと?

沼鬼「グァッ!?」

ギルガメッシュ「仲間に手出しはさせない...!」

マシュ「ギルガメッシュさん!」

ギルガメッシュ「雑種、Aの居場所は俺が知っている!最速で追い付くぞ!」

藤丸「ギルガメッシュ!?その喋り方...もしかして思い出したんですか!?」

ギルガメッシュ「自分が何者か、それだけはな。霊基再臨一段階目ではあるが、前よりかは役に立つだろう。それから俺には敬語など不要だ。いつも通りギルガメッシュと、そう呼べばいい。...二度も三度も同じ結末は迎えさせない。お前たちに裁定を下してやる!!!」

.→←旅の終わり



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作者名:琲世 | 作成日時:2021年9月24日 21時

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